不都合が好都合。あなたが売れないのは「売れると困るから」かもよ

売れない売れない。
もっと頑張らなきゃ、僕より頑張ってる人もいるんだから。
才能豊かなヤツらはポンと出てパッと売れちゃうんだから。
もっともっと努力していかなきゃ。
ああ、売れない売れない。。。

というのが、全然うまくいってなかった頃の僕の頭の中。
練習しなきゃいけないけど辛いし、やっても上手くいかないことの方が多いし。
とにもかくにも、ずっと「そんなんじゃいけないぞ」と頑張れない自分を見張ってイライラしてましたよ。

売れたいのに売れない。
そういう人が聞いたら怒り出すだろうけど、いいえ胸を張って言いましょう。

売れないのは、「売れると困るから」です。
「売れないことで得ているメリットがあるあら」です。
それが何か。。。という、今日はちょっと心理学っぽい話し。



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不都合が好都合

人間って本当に不思議なもので、本当に本当に自分にメリットがないことはできないんです。
何がメリットなのかは人によって違うんだけど、少なくとも目の前で起こっている出来事はあなたにメリットがあるから怒ってる。

急きょ話題がズレるけども、イジメってね、あれ実は、イジメられる人が原因になることがほとんどなんです。
イジメられるメリットがあるんですよ。
それは何かって、「イジメられることで人に構われてることを確認できる」とか、「イジメられることで自分が被害者というポジションに収まることができる」とか、「イジメられることを人にアピールすると注目してもらえる」とか。

エグいでしょ?
僕は中学校の時にイジめられてたことがあるんだけど、その時はやっぱり「被害者」っていう役割が欲しかったんだね。
「僕今被害者だ!かわいそうだからもっとかまって!」って思ってたもん。

全員が全員じゃないし論点がズレるからこの文章だけ読んで騒がれても無視するよ。
とにかく言いたいことは、一見自分が望んでいない状況にも、その状況に身を置くことで得ているメリットがあるのだ。
だからその状態が今目の前にやってきて、大暴れしているのだ。

ということなんです。

そういうことがあるんだって、納得しなくていいから、そういうことにしといてみてくださいよ。


「売れないメリット」は何だ

生まれてから今日まで、僕らいろんな人に洗脳されながら生きてきてます。



・お金は歯を食いしばって稼ぐもんだよ
・努力して努力して努力した人が報われるんだよ
・ちゃんと働かないと大変なことになっちゃうよ
・一度始めたことは成果が出るまで続けなきゃいけないよ



これ以外にも、いっぱいいっぱい山ほど洗脳されてます。
どんな洗脳をされてるかはもちろん、人によって千差万別。
こういう「洗脳」のことを、心理学だと「心理的障害」とか「ブロック」って言ったりするらしいです。
すいません、心理学全然詳しくないです、知ったかぶりました。

まあそういう訳で、深く探っていくと色々出てくるんだけど、よいですか?
あんたが売れない理由は、あんたが「売れちゃったら得られなくなる何か」を、今ゲットして啜ってるってことなんです。



僕の場合それは、努力しても報われない可愛そうな僕でした。



ああ嫌だ嫌だ、湿っぽいったらありゃしない。
だけどそうだったんだからしょうがない。

僕は少ない給料を切り崩して、税金もまともに納められないくらい苦労して、健康管理まで気を回す余裕もなくて、体と命を削りながらも歯を食いしばって音楽活動をして、その上報われない悲劇のヒーロー。
そうじゃなくなっちゃったら、自分の価値がなくなる。
自分が人に構ってもらうための口実がなくなる。
心の底からそう思ってました。

ヤバいでしょ。
キモいでしょ。



てめぇもそうだっつってんだ。



ああっ、いけないわ私ったら、つい語気を荒げてしまって。
でもでも本当に本当なの。
僕と同じような理由で「売れない状態を維持してる」人、結構いるんですよ。

特に今の話しでビビッときたひとは、僕とタイプが似てるかもね。
長年ジットリしたものを放出しながら生きてきたことでしょう。
お互い、周りに随分迷惑かけてきたよねぇ。。。


ジットリしちゃったのは何でだ

「売れないことで得ているメリットがある」という前提で話しが進んでいますよ。
諦めて、自分にもそういうものがある、ということで、付いてきてね。

結果には原因があるのですよ。
さっきの僕の例は、「売れない状況」という「結果」の「原因」が「人に構ってもらう口実がなくなる」という「洗脳」だったっていう話しなのね。

するとつまり、「かわいそうじゃないと人に構ってもらえない」という「結果」にも「原因」があるということ。
どこかのタイミングで誰かに何らかの方法で「洗脳」された、とうことなのですよ。

僕の場合、それはどこだったかってえとですね。
ひとつ年下の弟が、母ちゃんに守られてたからです。



僕の弟は、言葉を覚えるのがちょっと遅かったんですよ。
小学校に入っても言葉の使い方が少し違ってて、僕はそれを物凄くバカにしたんです。

そしたら母ちゃんが、弟を守るんです。
何て言ってたかもう覚えてないんだけど、とにかく、弟が母ちゃんにすごく守られてるなって感じて、それが妬ましかった。
だから、「上手くできなくて」「不器用で」「人よりも遅れている」と、「母ちゃんが構ってくれるんだ」って、思ったんだね。

そしたら後はもう、音楽業界なんて上を見ればキリがないし、自分が出来ないことだって山ほどある訳だから、そういうものを手当たり次第見つけてはね、叫んでたんです。



お母ちゃん!見て!僕、頑張ってるのにこれもできへん!あれも下手や!かわいそうやろ!もっと構って!



自分で言うのもアレなんだけど、僕器用で要領もいいんです。
だいたいのことは、勉強も運動も一通りできちゃうのね。
だから、「できない」ことが「愛」に繋がるっていうことが、とても眩しかった。
うらやましかった。
だって僕は、「できない」から受け取れる「愛」を、このままでは一生受け取れないってことだったからね。

だから、妬ましかったんだ。


3回目のスコップは自分で入れる

ちょっとディープな話しをしたけれど、付いてきてるかい。
今、自分の心を3回掘ったよね。

1回目は、「売れない状況が目の前にあるのは、売れないから得ているメリットがある」という話し。
2回目は、「売れないから得ているメリットは、上手くいかない自分でいると人に構ってもらえると思い込んでた」っていう話し。
3回目は、「上手くいかない自分でいると人に愛されると思い込んだのは、過去の弟に対する母ちゃんの態度が原因だった」という話し。

これがですね。1回目と2回目の掘り下げは、やってあげられるんです。
ところが、3回目の掘り下げは、自分でやんなきゃいけないの。

読んでて分かったと思うんだけど、3回目の掘り下げで出てきたのは「これでもか!」っていうくらい個人的な話しだったでしょ?
面と向かってたら一緒に話しながら掘り下げていけるかもしれないけど、残念ながら音活寺子屋は今コンサルをしてないから、それはできないの。
だから、いいかい?
君が自分でやんなきゃダメだ。



心の掘り下げって中々できないの。
なんでって面倒くさいから。
その「面倒くささ」も、「今の生き方の前提を変えたくない」っていう自我の反発なんだけどもね。

まあそこはそれぞれのタイミングがあるから、強要しません。
僕が3回目のスコップを振ったのは、本当に偶然だったから。
その弟がね、今28歳なんだけど、ガンプラやらアニメやらが大好きで、母ちゃんがそれをやめさせたがっててさ。

で、その話しを隣りで聞いてて、
「いいよ弟さん、もっとやんな。やるなら、徹底的にやんな。好きなことが分かってて、それをしたらすごく夢中になれることを知ってるって、すごくて幸せなことだもんな」
って言ったんだけどね、僕が。

そしたらその時に、昔掛けた鍵がパァーーーンッて外れて、いろんな物が一気に解きほぐれたんですよ。
弟が弟のそのままでいることを認めたら、それを言葉にして口に出してみたら、あ、じゃあ僕も僕のままでいいんだな、という「納得」があって。
そしたら、あの日の「洗脳」がするするっと溶けちゃったのね。



こんなこと、音楽には全然繋がってないって思うんです。
それはとても普通なことです。

だけど、「音楽」を感じてるのは「あなた」なんだよね。
奏でてるのも聴いてるのも、全部「あなた」だよ。

「音楽」とは「あなたありき」なの。
「全ての物事出来事」は、「あなたありき」なのよ。

だから「あなた」が歪んでいると、「あなたの音楽」もまた歪む。
だから「あなた」が歪んでいると、「あなたの世界」もまた歪む。
だから、「あなたの心の歪みを整える」ことが、「あなたの世界を整える」とこに繋がるんだな。
3回目のスコップは、自分にしか振り下ろせないんだわ。


あなたが一番怖い話しをしよう

音楽をやってて上手くいってない時に一番怖いことって何か分かるよね。
それは、音楽をやめること。



結果は出ないけど、成果も出ないけど、かわいそうな自分でいるために、音楽をし続けることが必要なんだよね。



その「洗脳」を解く方法は、実は「音楽をやめること」だったりするんだな。
だって、「音楽と付き合う理由」が「かわいそうな自分を確認すること」なんだもんね。

その「理由」をとっぱらうと「自分にとっての本当の音楽」が見えるのね。
「自分にとって本当の音楽」が見えたら、そこでこれからの音楽との付き合い方を決めればいいの。

僕みたいにミュージシャンを休眠して、本格的にマーケティング業界に入っちゃうヤツもいる。
でも僕は、これまで生きてきた中で今が一番楽しいの。
こうしてる今が一番、音楽的な成長をしてるの。
「ブルースを積んでる」って言ってるんだけどね。
拳法みたいで、カッコイイでしょ?

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