好きなことを仕事にするって言うと、このブログだと「音楽を仕事にするよ」っていう意味なのね。
で、じゃあどういうことをしたらいいかっていうと、色んな段階の人がいるから一言じゃ言えないの。
だから今回は、一番最初の段階の人に向けての記事だからね。
しっかり自分に当てはめて、考えてみてください。
「やって」「見抜いて」「打って出る」
なんでもそうなんだけど、好きなことでお金を作ろうと思ったら、まずそれを自分で「やってみる」んだよね。
で、その中からどんなことが人に喜ばれるんだろうって思って、世間が求めてるものを「見抜く」。
最後に、自分にはそれができますよ!って、「打って出る」。
この3つのステップが踏めたら、何か手応えがあったり、「これは?」っていうヒントが見つかるもんです。
自分が好きなことをやる
ここで言ってる「やって」というのは、ちょっとさらさらっと楽しんでみる程度のことじゃないのね。
徹底的に、これでもか、うりゃ!うりゃ!ふはははは!っていうくらい「やる」ということなの。
「こんなもんかな」でやってる人と、「こうしたらもっと良くなるぞ!」でやってる人の差って、歴然としてるんだよね。
だからここで思いっきり踏み込むんです。
ギターが好きなら、徹底的にギターを弾くんです。
色んなものを弾いて、色んなニュアンスを表現して、色んなテクニックを吸収して、トーンやサウンドの意味というものを知るんです。
そうやって、専門家になる。
難しいことじゃないです。
このブログを読んでる人なら、きっともうかなりやってきてるからね。
自分なりの解釈やサウンドが見つかってきたら、そこから2つめのステップが待ってます。
人が喜ぶものを見抜く
どんな楽しくて好きなことでも、人が喜んでくれなきゃ仕事にはならないよね。
だって、お金を払ってくれるのは、いつだって世間なんだからね。
これが見抜けなくて、みんな音楽はギャンブルみたいなもんなんだって思ってる。
このステップへの取り組み方を間違っていて、大勢の人が「俺には才能がない」って思考停止を起こしてます。
人が楽しいよりも自分を楽しませることの方が大事なんだって思っていう人は、それでもいいの。
だけど、お金は世間から入ってくるものだよねって。
それは今までもこれからも、変わらないことだからね。
で、自分が好きでやってることって、まずはさ、自分のためにやってきたことじゃん。
だからその中で、「俺がやってることの中で、人が喜ぶことってどんなことだろう」って、じーっと見つめて考えるんですよ。
ギターを弾く人なら、ムーディーな曲をやると、俺のギターでみんなウットリしちゃってるなァこれは、とか。
プレイが正確だから、レコーディングの時に周りのみんなが楽だぞ、とか。
パフォーマンスが得意だからお客さんを煽れるぞ、とか、ずっと考えながら弾いてきたから、人に教えたりするのが得意だぞ、とか。
で、「見抜き」のコツなんだけど、初めのうちは自分で考えちゃダメなんですよ。
だってずっとエゴでやってきてる訳だからね。
だからまず「人が喜ぶこと」っていう基準を見つけなきゃいけないのね。
「俺はこれがやりたいんだァァアアア!」
って、それを世間が喜んでなかったら、それって仕事になんないよって。
そいういうことだからね。
アンケート取ってみたり、実際ライブに来てくれた人に聞いてみたりして、「俺の売りって何だろう」「私の魅力ってどういうことだろう」って、教えてもらうの。
OKですか?
これが分かってないと、3つ目のステップに進んでも、結果が出ないからね。
打って出る
自分が好きなことの中から人が喜んでくれること、自分の魅力みたいなものが見えてきたら、今度はそれを引き受けていくことが大切。
つまり、「俺はこういうことができる人ですよ!」って、旗を立てる訳です。
これも色んな段階ややり方があるんだけど、僕のやり方は、最初のうちはお金とらないの。
フリーでたくさんの人にシェアして、ファンを集める。
それは動画かもしれないし、音声かもしれないし、テキストかもしれないよね。
自分が得意なことでいいんだよ。
で、そうこうしてるうちにお客さんの声っていうのが集まってくるから、それを一生懸命まとめるの。
AmazonやApple Storeでもそうなんだけど、ポジティブなレビューが集まってる商品って勢いが付いて売れるんだよね。
だからお客さんのポジティブな声をたくさん集めて、今後のメルマガやブログ、フライヤーのコピーに使います。
ちなみに、ネガティブな声も一緒に集まってくるけど、それはスルーでおk。
もちろん「これは参考にした方がいいな」っていうものはどんどん取り入れるんだけど、ネガティブな意見って大体何にもしてない人から入ってくるからさ。
そんなものは、相手にするだけ無駄だからね。
ここも見抜くんですよ。
ここで集まってきた熱い言葉を味方にして、有料のサービスや品物として、販売するんです。
「こんなに大勢の方が喜んでいます!」ってね。
それで、例えばFacebookとかYouTubeだと、広告で月に5000円だけ使ってみたりすれば、アクセスが買えるんです。
そういう実験投資みたいなこともしてみながらね、ステップ2で「これは求められてることだから」って見抜けてたら、ちゃんと結果はついてきます。
じゃあ、もし間違ってたらどうするか。
即、逃げ出します(笑)
もちろん、3ヶ月くらいはやってみるのがいいと思うの。
だけど、だいたい途中で分かるよね。
あ、これ上手くいかないやつだって。
そしたらとっとと止めて逃げ出します。
またステップ2からやり直しね。
で、大事なのは、初めから何回もやり直すつもりで始めることなのね。
一発で当てようって、それは無理です。
僕はこういう戦略とかステップを教えてくれる人がいなかったから、全部手探りでやってきたけど、んもう何回やり直したか分かんないもんね。
だけどその度に、「これはやっちゃいけないんだな」っていうことが分かる。
それがもう、成功へのステップなんですよ。
だからステップ2と3は、何回も何十回も往復するつもりで取り組んでね。
これを面倒臭がったら、フリーランスなんかとてもじゃないけどやってけないからね。
また会いたい人になる
最後に、おまけの項目。
どんなに素敵な技術を持っていても、その人自体が嫌われちゃあお話になりません。
僕が音楽の学校で学生をやってた時に、とある超有名なメタルバンドのドラマーさんが講師として来てたのね。
その人のバンドの音楽に憧れてたっていう人も大勢いて、講義も人気ではあったんだけど、その人、すげえ嫌な人だったんだって。
だからそのうち生徒も離れていって、同じ講師の人からもボイコットみたいなのを受けて、講師が続けられなくなったこともあって。
言いたいこと、分かるかな。
職人気質の人は自分が良い仕事をしていればそれでいいんだって思うことが多いんだけど、もうね、そんな時代じゃないんです。
昔は技術の戦国時代だったかも分かんないけど、今は魅力の戦国時代なんですよ。
技術はあって当たり前。
それと同じかそれ以上に、魅力的な人でいるようにしないと、いつまで経っても仕事が手元に来てくれないよって。
そういうことは、忘れちゃいけないよね。
そいういうことで、今回の記事はこの辺で。
またね。