お客さんを絞るとものが売れる。その仕組みと脳の無限機能。

簡単な話しなんだけど、100人のために作る曲よりも、たった1人のために作る曲の方が洗練されるし、メッセージもハッキリします。商いは売れなきゃ続かないから、人が欲しがるもの、それも熱烈に欲しがるものを提供するのが鉄則です。

もちろん自分自身もその売り物のことが好きなのは大切だけど、自分”だけ”が好きなものを提供しようとするから上手くいかないのが、売れないアーティストの特徴。もうちょっとお客さんに興味を持たなきゃなんだよね。

お客さんに興味を持つ、っていうのはどういうことかっていうと、

徹底的にターゲットを絞る

ということです。どれくらいまで絞ればいいかというと、『たったのひとり』まで絞ること。

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お客さんを絞るとものが売れる。その仕組みと脳の無限機能。

お客さんをたったの一人まで絞る、という話しはもう随分してきてるんだけど、今回はちょっと内向的に、自分の頭の中でどんなことが起こるのかっていう話しをします。

人間の脳には網状体賦活系というところがありまして。や、名前はどうでもいいんです。僕も読み方とかよく分かんないし。だからここは英名の頭文字を取ってRASと呼びます。正式な英名?知るかそんなもん。

このRASは何をするところかっていうと、人間の認識にひとつフィルターを掛けるところなんです。例えば学生時代、大勢の生徒の中から自分の好きな子だけが浮き上がって見えた、もしくは他の人達が意識から外れて、好きな子しか見えなくなったっていう経験、ありませんか?

それがまさにRASの仕事です。RASは「あなたの理想の異性」というフィルターで、その人を浮き上がらせたんです。

これと同じことがあっちこっちで起きてます。そろそろケータイを買い替えなきゃいけないな、という時には、ケータイのチラシや販売店が目に留まります。子供がいるお母さんは、夜寝ている時にご主人がトイレに行っても起きないのに、子供が泣き出すとすぐに目を覚まして駆けつけます。

人は見たいものを見たいように見ているんです。その役割りを担っているのがこのRASというところなんですなぁ。

残念なお知らせ

ひとつ残念なお知らせがあります。あなたのRASに送り込まれるフィルター情報は、そのほとんどが無意識に送り込まれています。

だから例えば、あなたが劣等感に苛まれているなら、あなたのRASは自分が劣っている理由や、自分より劣っている人を全力で探します。あなたが借金に頭を悩ませているなら、借金のことを思い出すことを優先的に見つけ出してあなたに知らせます。

脳に、良いも悪いもないんです。あなたが強く具体的に想像したものを、RASはこの広大で煩雑な世界の中からすくいとって、あなたの前に差し出します。それは時として、あなたを精神的に追い詰めることもあるということです。

この辺はまた奥の深い話しなので、今回は割愛します。もし知りたい人がいたらきいてください。

RASに都合のいいフィルター情報を送る

ここまで読めばだいたいピンときますよね。そう、理想のお客を決めるというのは、あなたの脳のRASに意図的に新しいフィルター情報を送り込むということです。

例えばあなたの理想のお客が

・30代男性
・年収350万円くらい
・バンドミュージック好き
・独身
・本物志向
・ベースのサウンドが大好き
・スピーディーなやり取りが好き
・歌モノはほとんど聴かない
・サラリーマンをしている
・自分を好きになれなくて苦しんだことがある
・本を読む

とかね、まだまだ絞れるんだけど、これくらいに絞ったとしますよね。で、これを毎日毎日見つめるんです。楽曲を作る前、マーケティングの段取りをする前、記事をひとつ作る前・・・あらゆる仕事の前にこの理想のお客像を見て、あなたの理想のお客さんに届けるためにはどんなことをしたらいいかを意識しながら仕事をする。

そうやってしばらくすると、あなたの脳のRASにその情報がインプットされて、何をしていてもそのお客さんに関係のするものを拾い上げるようになります。ここまできたら、もう後はこっちのもん。あと一歩です。

脳の自動連想機能をONにする。

あなたのRASがあなたに必要な情報を送ってきたら、今度はそれを連想で広げていきます。連想を使う時は、ひとつの単語からイメージを広げていくのもいいんだけど、今回の場合はいくつかのキーワードを繋げて考えるのがオススメ。

例えばあなたの理想のお客が「ベース好き」で「本をよく読む」のなら、

・なたのブログにたっぷりベースに関する記事を書き込んでみる

・「ブログではお伝えしきれなくて、本にしちゃいました!」って小冊子を出してみる

・「記事のためにベース好きの方のお話しを伺っています!」ってインタビューをしてみる

・あなたが知っている作家の言い回しや比喩表現をベース記事の中にどんどん織り込んで、「文学系ベース記事」の域まで高める

っていうことができますよね。

そいういう風にして、あなたの理想のお客なら、絶対食いつくぜっていうコンテンツを作る。それを積極的に発信する。そういうことです。

ただこういうことをお伝えすると、「私頭が堅くて・・・」と言う方が結構な割合でいるんですね。脳の連想機能がOFFになってると。この連想機能をONにするのは、めちゃめちゃ簡単です。それは、

浮かんだことを止めずに考えずに検討せずにただ紙に書き出していくこと

ただそれだけです。

自称頭の堅い人というのは、イメージが沸いていない訳じゃないんですよ。沸いているんだけど、それを口や紙に書き出す前に、「いやこんなんじゃダメだよ」って言って止めちゃってるだけ。あなたの脳は、あなたが思ってるよるも遥かに優秀なんですわ。

オススメの連想機能のトレーニングは、ミニマインドマップを書くこと。これも超簡単です。ちょっと、やってみましょう。

実習、ミニマインドマップ。

まず、手元にB5かA4くらいの紙を用意してください。その紙の真ん中に「海」と書いて、くるっとマルで囲みます。そこからウニのトゲみたいに、線を30本ほど、引っ張り出します。

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紙が用意できない人は、ケータイのメモアプリの一番上に同じく「海」と書いて、「・」マークを30個ポンポンポンポンと打ち込んでください。

さぁ、これで準備完了。よいですか?今から5分以内に、その30個の線の先に、「海」から連想された単語を書いて、埋め尽くしてください。

よーい・・・すたぁっとッ

・・・どうでした?

ちなみに僕はこんな感じ。だいたい、1分半くらいで出来ました。

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イメージを書き出す練習だから、後から見返して「なんだこりゃ」っていうようなものがあったって構わないんです。良い悪いじゃなくて、あなたが自分のイメージを自分で押し殺さないようにするためのトレーニングですから。

あなたの脳は海と聞くと勝手に色んなことを連想しています。だから、そのフタを外して、「こんなのは違う」っていう余計なものを外して、溢れてくるイメージの洪水に言葉を当てていくだけです。

そのうちね、連想が連想を呼んで、人のイメージは無限に広がっていくんだっということが分かるようになります。そうなったら、後はその素晴らしい機能をフル活用するだけ。

自分のイメージをせき止める癖が付いている人は、ペンがよく迷います。やっぱり多少トレーニングは必要だから、暇を見つけたら持っているメモ用紙やスマホのメモアプリで、連想ゲームをするようにしておいてください。ちょっとずつ脳に巻き付いていた錆び色の鎖が剥がれていく感覚があって、楽しいですよ。

まとめ

ということで今回は、理想のお客さんを明確にすることの大切さを、あなたの脳に秘められたトンデモネェ機能と繋げるテクニックをシェアしてきました。

あれですよ?毎回そうだけど、今回の記事も読んで「へーそうなんだ」って思ってるだけじゃ、絶対身に付かないからね?実践、実践あるのみです!

ちなみにこのRASのフィルター機能は、一時流行った「引き寄せの法則」の一端でもあります。科学とスピの合流は近いですぞ。

それでは、今回も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

また、次回。

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