成長の基本スタンスは「信じながら信じない」こと。

我が家から歩いて20分ほどのところに母の実家があるんです。
うちの両親は幼馴染みで、前に一度興味本位で馴れ初めを聞いたら口を揃えて

「あの同窓会がいけなかった」

って言っていました。
それ以上息子的に聞かない方がいい気がして聞いてないんですけど、それ以来同窓会というものには細心の注意を払っています。
どのようなカッコいい理由で参加を断るか、そればかりを考えています。

そういった万全の防御体制を整えているせいか、過去一度も同窓会にお呼ばれしたことがありません。
堅牢な砦の様相を呈しております。
あまりに堅牢過ぎて、コミュニケーションを渇望するまでに至りました。
今お誘いされたら、頑強に屈強を折り重ねて作った防壁を満開のヒマワリの如く解放し、トリプルアクセルを決めながらお出掛けしてゆく準備があります。

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ネコとはたくさん話してる。

人の言葉を信じながら、人の言葉を信じない。

たとえばめちゃめちゃギターの上手い人を二人見つけて、ギターのことを教わったとしましょう。
しばらく教わってると、そのうち絶対に

「A先生はこう言ったけど、B先生はこう言ってた。」

ということが起こります。
ここで、

「どっちが正しいんや!」

って思っちゃいけないんです。
だって二人ともあなたが師事するほどに上手い人なんだから、どっちも正しいんですよ。

だから、どっちの言うことも信じなきゃいけないんです。

「あぁ、この先生はこのやり方で鍛錬を積んで、こんな素晴らしいプレイを身に付けたんだなぁ。それを今一生懸命伝えてくれてるんだなぁ。」

って思って、ありがたく頂くんです。

で、両方とも一度やってみる。
そうしたら、なんとなーくA先生のやり方の方が合ってる気がした。
そう感じたら、どっちの先生の言うことも信じないんです。
ここで

「いや、B先生はこう言ってて…」

とか始まっちゃうと、次のレベルに行けません。
これは分かりますよね。

難しいのは、もうひとつ。
A先生を信じないことです。

「1ミリたりとてA先生の教えを曲げちゃいけない!」

なんて思ってても、やっぱり次のレベルにはいけないんですよ。
だいたいギターを弾く指の形や、指を動かす筋肉の形、何を美しいと感じるかっていう感性は、あなたとA先生じゃあまったく違います。
A先生のコピープレイヤーになりたいのならともかく、そうでないのなら、

「今回教えてもらったA先生のこのやり方は、偶然今の僕にマッチしてたんだなぁ。ラッキーだ。」

くらいに思っとくんです。
練習は徹底的にやるんですよ?
スタンスとしてこれくらい飄々としていた方が、フリーランスやるにはちょうどいいんだよ、という意味です。

前置きが長くなりました。
この『信じるけど信じない』というスタンスが、本当に本当に大切です。

例えばこのブログ。
僕は一生懸命分かりやすく書こうとしてるけれど、読んでくれているあなたが完全に僕が考えていることそのままを受け取れているかというと、それって分からないじゃないですか。

これは、僕が悪いとかあなたが悪いとか、そういう話しじゃないんです。
このブログの中であなたが拾った情報やノウハウは、あなたが自分の環境の中で、自分の言葉や表情で、あなたの現場で実践して、ようやくあなたの血肉になるんだよ、という意味です。

だから、これから自分の表現や仲間の表現をお金に変えていく意欲に燃えたあなただから、僕の話しを信じながら信じないでいて下さいね。
僕の情報とあなたの実践が交わったところに、あなただけの商いが生まれるんですよ。

まとめ。

アーティスト向けに情報を発信したり、コンサルやマネジメントをしている人、最近増えてきてます。
その先生を信用するかどうか、っていうことはもちろんそうだけど、信じるって決めた後でも、その先生の言うことがあなたにとっての真理であるとは限りません。

あなたの答えは、あなたが得た情報をあなたの現場で解凍して初めてあなたのモノになります。
その答えが、あなたの先生の言う言葉とちょっと違ったって、いいんですよ。

ということで、柔軟にふにゃふにゃとやっていきましょう。
今回も最後まで読んでくれて、ありがとうございました。

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