働くアーティストの「カッコイイ」論

東京ツアーも折り返しの今日です。今回の出張では、ライブが二本、弾き語り教室が二回、セミナーが一回営業が一回と企画のコンテンツ作りが一回ということで、何が何だか分からなくなってます。

でもそうやって頭がぼーっとしてきちゃうくらい何かを考え続けてると、ふとした瞬間に色々なものが、空いた隙間を通してピキィンと繋がるもので。今回のツアー中にも、出会いの数と同じくらいの気付きがありました。

やっぱり、考えながら現場に居るって超大切。

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今回のツアー中のライブシーン。直前にセミナーの資料をまとめていて、その前は弾き語り教室で先生をやってました。この後脳みそオーバーフローで倒れます。

働くアーティストのカッコイイ論

アーティストがファンや仕事を生み出していく上ではキャラクターを看板にしたマーケティングが超有効なんだぜ、という話しをずっとしてきております。

そんなキャラクターマーケティングを組み上げる上では「どんなキャラクターを設定するのか」というところが最高に大切な訳ですが、そのキャラクターを設定する時の大切なポイントのひとつに、カッコ良さというものがあります。

カッコイイって、大切なんです。たとえば同じような腕前のミュージシャンが二組並んでいたら、聴いている人はだいたいがカッコイイ方に目を向けます。カッコイイと応援してくれる人も増えるし、何かを教えてほしい、と近付いてきてくれる人も増えます。

じゃあ、具体的にカッコイイって何だろう?

僕の自論ですが、参考までに読んでみてください。

カッコイイの条件

カッコイイの条件は色々ありますが、僕が一番大切だと思っている事は

軸がブレない

です。

僕がサラリーマンをしていた頃、短い間だったんですけど、Kさんという、ちょっとアウトローな感じの同僚がいたんです。Kさんはまぁカッコ良くて、僕はもちろん他のメンバーもみんな、Kさんのことが超カッコイイと思って憧れてました。

そのKさんがね、仕事で出て行った先の店で理不尽な言いがかりをつけられて、逆切れクレームみたいなのをもらっちゃったことがあって。もちろん誰が聞いたってKさんに落ち度はないんですけど、営業部ですから、とにかく謝れ、みたいな空気がやっぱりあって。

そうしたらKさん、その日のうちに部署の中の主要な人たち全員に一世メールで、

「あのような無礼千万振るわれて、謝る必要が全く感じられません。それがいけないことなんでしたら、僕をクビにしてください。」

みたいなことを言い放ちまして。僕はこの一件で思うさま打ち抜かれました。Kさんは僕のチームの人だったので、僕が上司から

「山本くん、Kくんとさ、とりあえず今回の件の話し詰めておいで」

と指示されて出張った時に、

「Kさん、今回の件で部署ん中でのKさんの立場は危うくなったし、この先色々と苦労することが増えると思うけど、超カッコ良かったです。」

なんて言っちゃって。ぶっちゃけ穴埋めは結構大変だったんですけど、僕の上司もそれが分かってたから自分で行かずに僕を行かせたんでしょうね。だからこの頃からずっと、僕の中のカッコイイの基準は、Kさんが見せてくれたこの軸の力なんです。

ちなみにKさん、この後クビにならずに済みました。職場の人たちも、本当は分かってるんだよね。

あなたの軸は何だろうか

悲しいこと、苦しいこと、辛いこと、自分のタガが外れてしまいそうになった時に、自分の軸を持ち続けられるかどうか。あなたがミュージシャンなら、一回二回上手くいかなかった時に、どれだけ自分の考えや感性を信じて弱気に負けずに軸を通し続けられるかどうか。

そういうことが結果的に、あなたのカッコ良さに繋がります。何かがあったときに、それに流されてフラフラと自分の意見や行動を変えていると、とてもじゃないけどカッコ良くは見えません。

そしてそういう弱気に流されるムードは、文字や発言は所作のひとつひとつから、滲み出てしまうものなんです。

あなたが守るべきあなたの軸を、あなた自身は知っていますか?

ちなみに僕の軸は、《自分が輝いて、人を輝かせて、それを為すための忍耐を厭わない》、です。これを軸にして、普段から色々書いたり言ったり歌ったりしています。だから、やることに迷いがありません。

あなたの軸は、何でしょう?

あまりそういうことを考えた事がない方、ファンが思うように増えないという方は、ちょっと考えてみるといいかもしれないですよ。

では、今回はこの辺で。

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