健康管理って、突き詰めると時間管理っていうところに行き着くよね。

ステージの見せ方を考えてやまない
長老と若者の往復書簡録8

syokann

往路 長老 いしはらとしひろ から 前途有望な若者 山本優作へ

健康。
誰もが気を配り それを熱望しながら、時にわがものにできないもの。
健康。
のう、ヤマモトよ、お前様の脳味噌は健康なのかのう?

ミュージシャンも肉体労働。体が資本じゃ。
ステージ上である時間、体を駆使して 最上の演奏、歌をお届けしようというのだから
大変な作業。
そういうことをしようというのだから、体調管理は欠かせぬ。

とはいっても、皆さん忙しい。
音楽だけではなく別に仕事を持っている人も多いじゃろ。
明日、ライブを控えているのだけれど、この一週間、仕事がものすごく大変で、疲れ切ってしまって。
なんてことだってあるじゃろう。

大変だ。
そういうことはわしもままある。
音楽だろうが何だろうが、働かねば食えぬしのう。

何はともあれ、睡眠じゃ。
少なくともライブ前三日間くらいは 自分の理想睡眠時間を確保すること。
もちろん、リハーサルなどもあるだろうから、そういうこともしっかりこなしつつ、
でもきちんと眠る。
風邪をひいたりとか、病気を防ぐにもしっかりした睡眠が一番じゃ。
病気のうちのある程度は 過労で体が弱っているときに、菌だのなんだのに負けてしまう、ということじゃからな。

睡眠時間が少ないままライブに臨んで、いいことはほとんどないぞ。
まずは体に現れる。
リズムがよれる、声が出ない、演奏や歌の微妙なコントロールがきかない。
弊害ばかりじゃ。
特に30歳を過ぎると、そういう影響は顕著に出てくる。
ふふふ、年はとりたくないものじゃの。ははは。

でも、忙しいし。
となると、その大本をたどると、スケジュール管理、というところにも行きつく。

佳いステージを作り上げる、ということを最大の課題とした場合、
・しっかりと練習時間を取りつつ
・ステージの構成なども事前に良く練りつつ
・睡眠時間をキチンととる
というのが必要最低限の「条件」になる。

ワシもその辺まだまだなところがあるから、自分もできていないことを人様に進めるのは
心が痛いが、でも、その時の自分にとって何が最優先か、というところを考えると、
おのずと順番はできてくると思う。

よくあるじゃろ、スーパースターの武勇伝として、二日酔いのままステージに出て行って最高の演奏をした、とか
もっとすごいのだと、ドラッグでヘロヘロなのに客席大感動。とか。

そういう人もいるかもしれない。
特に天才タイプの人にはそういうのも普通なのかもしれない。

だが、大抵の音楽家は 天才ではない。
体もそこまで頑健ではない。
ちょっとくらいの才能はあるかもしれないが、あとはそれを努力やなんやかやで、伸ばしてきた人がほとんどのはず。。
あなたはチャーリー・パーカーでもジミ・ヘンドリックスでもない。
「いい仕事」をしようと思ったらまっとうな準備が必要じゃろ。
そのほとんどは 地味でつまらなく見えるようなことの積み重ねだったり繰り返しだったりする。
でも、音楽のステージにおいてもそれは ほぼ同じだと思うぞ。

あとなぁ、ある程度年を食った人で、なおかつ体が硬い人、緊張しやすい人。
柔軟体操をしたほうがよいようじゃ。。
30歳過ぎたらこれも必須かもよ。
音楽家生命を地味に伸ばします。
そして体の柔らかい使い方を覚えると、歌も演奏もよくなりますぞ!
そしてそれこそ、ステージの直前でも 軽くストレッチ運動をするだけで、
緊張が少しはほぐれ、声の伸びや演奏の柔軟さが若干でも改善されます。
付け焼刃でもちょっとの効果はあるのですぞ!

前途有望な若者 山本優作 から 長老 いしはらとしひろ へ

なんで脳にフューチャーしたんですか?
ええ、健康です。
シワが多すぎてかえってツルツルに見えるほどです。
まるで何も入っていないかのように頭が軽いです。

ふんふん、健康ですね。ケンコー。
だいたいのことは概ねいしはらさんが語ってくれている通りですね。
どうして少しくらい僕が話す分に残しておいてもらえなかったのかと思うと釈然としませんが、その通りです。

やっぱり問題の核心は「時間管理」ですね。
こういうとお堅いという人は、「どう生活するか」っていう風に考えるとええんじゃないでしょうか。
フリーランスやってるとやるべきことなんか無限に沸いてきます。
どんな感覚で生きていればベストの体調が維持できるような生活ができるか、ということですね。

と言っても、だいたいの人がこの問題を解決できる、たったひとつの答えがありますね。
それはズバリ、

『ダラダラしないこと』

ですな。

分かりやすいのは、テレビとパソコンとスマホですね。
ハッキリ言ってこいつらと関わる時間を割り切ってコントロールできるようになれば、だいたいの人の時間問題は解決します。
僕これ自分で実験したんで、自信持って言えます。

たとえば、

1620時間

これ、何の数字だか分かります?
毎日1時間半テレビを見て・・・
毎日1時間半PCを触って・・・
毎日何かの合間や寝る前にスマホをトータル1時間半触った時の、年間のトータル消費時間です。

日数にして、67.5日間。

「この番組が終わるまで」
「この動画が終わるまで」
「このコメントに返信したら」

こういうこということをダラダラと続けるだけで、僕らは年間のうち2カ月を、ダラダラと人が流している情報を口を開けて見てるだけという現象を引き起こします。

ちょっと翻ってみるとびっくりしますよ。
毎晩ぼんやり1時間ちょっとブラウジングしてるだけで、年間540時間の寿命を捨ててるんですから。
それでハッピーだって言うならそれでいいんですけど、音楽をしてることがハッピーなら、音楽でハッピーになりたいなら、その540時間や、1620時間は、音楽のために使うべきですよね。
テレビ見てる時間を睡眠に回すだけで、毎日1時間以上長く寝れるもの。

ということで、自分で自分の人生時間を計算してみた時に愕然としたことだったので話してみました。
1日24時間は君もビル・ゲイツも孫正義も平等に割り振られてるなんてのは、よく言われてることですけど、なんかピンときませんよね。
そんなことより、今まで自分がドブに捨ててきた寿命に気付いて、それを使うことで成長できるし健康でもいられるってことを理解できたら、ええなぁと。

今日はテレビを見ない。
自分の情報発信以外の理由でPCを触らない。
寝る前にスマホを触らないと決めて、生活に挑んでみるだけで、その1620時間が回収できます。
平平凡凡なレベルを越えてゆくためには、必ず必要な感覚ですね。

ところでこの往復書簡録、毎回書くのに30分くらい掛かってて、それを年間で計算するt(山本優作さんがログアウトしました)

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