僕たちは年に27日間ほど無駄な時間を過ごしている・・・かもよ?

フリーランスという生き方は自分の行動全てが自分の思考によって生み出されます。シンガーソングライターなら、曲作りをしている時間が無いから誰かにお願いしちゃおう、練習してる時間が無いから誰かに代わりに練習してもらおう、という訳にはいきません。

あれもする。これもする。それもやんなきゃならない。そんな忙しい中で僕たちは、同じ24時間を生きています。でも不思議と、上手くいっている人と上手くいっていない人がいますよね。自分が何ヶ月もかけてやったことを、あの人は1ヶ月くらいでやっちゃった、みたいな。

同じ24時間を生きているのにそういう達成スピードに差が出るのは、どうしてだろう?

自分の中だけで考えたとしても、同じような長さのブログを書き上げるのに、時間が掛かる時と掛からない時がある、その理由は何だろう?

今回はそんな、時間を効率的に使うためのお話です。

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マルチタスク思考はダメってそれ一番言われてるから。

マルチタスクっていう言葉は知ってますか? パソコンの用語で、いくつかの作業を同時に処理する機能、という意味の言葉です。割と最近出来た言葉で、ここ何年かは仕事のできる人はマルチタスクに物事を処理してる!なんて使われ方をしてきました。

で、見出し通りなんですけど、このマルチタスク思考が人の作業効率を大幅に下げているというデータがあります。スタンフォード大学で、マルチタスク思考で勉強している学生とそうじゃない学生で評価基準の比較をしたところ、マルチタスク思考をしている学生達の評価がそうでない学生達に比べて、軒並み低かったんだそうです。

「ええ?でもでも、凄いあの人とあの人とあの人も、沢山の仕事をいっぺんにやっつけてるように見えるけど?」

なんてね、感じるかもしれませんが、それは間違いなんです。むしろ、マルチタスク思考なんて機能はね、そもそも人間には備わっていないんですよ。

複数のことに同時に集中することは出来ない。

例えばあなたが友達と歩きながら喋っていたとしましょう。その時あなたは、歩くことと喋ることを同時に処理しています。するとそのうち轟々と濁流の流れる大きな川が見えてきて、そこに渡された丸太の橋を渡らなければならなくなりました。

さぁ、丸太橋をバランス取りながら渡っているあなたは、さっきまでと同じように友達とお喋りをしていられるでしょうか?

はい、無理ですよね。丸太橋を渡ることに集中しないといけないはずです。お喋りなんかしてる場合じゃない。落ちたら死んじゃうもの。

という風に、人はひとつのことに集中すると、他のことが考えられなくなります。そもそも、人の脳はひとつのことにしか集中できない作りになっているんです。ふたつのことを同時にこなそうとすると、注意が散漫になります。みっつのことを同時にこなそうとすると、どれかがこぼれ落ちます。

ミュージシャンも、演奏の中で色々なことをしているけど、最終的には自分の耳に届いてくるたったひとつのサウンドを聴きながらバランスを取りますよね。そんな感じ。

1時間で終わる作業の合間に10分ほどの雑用を入れると、作業が終わるまで1時間30分かかる。

見出しはちょっと極端な例ですが、マルチタスクな作業方法を取っていると、実際ひとつの作業を終わらせるために必要な時間が普通に進めた時よりも大幅に伸びてしまう、というデータがあります。「人は業務の三分の一の時間を、その日の作業の遅れを取り戻すために使っている」という言葉もあるくらいです。正直、初めて聞いた時はドキッとしました。

どうしてそんな差が出てくるのかというと、人は作業と作業の合間に、切り替え時間を差し込むからなんです。楽器の練習しに集中ている時にバイト先から電話があって、話して帰ってきたら何にどう集中していたのか忘れていて、同じくらい集中するために凄く時間が掛かったり、もう気持ちが散ってしまった経験、ありませんか?

アレのことです。

人はいくつかのことを同時に処理しているように見えても、実はその瞬間その瞬間で考えていることを切り替えているだけなんです。その切り替えの隙間に生まれる切り替え時間が、あなたの時間を食べてしまうんです。

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質の悪いマルチタスク思考を止めるには。

マルチタスク思考はいくない、という話を進めてきました。じゃあ、どうすれば質の悪いマルチタスク思考を捨てて、短い時間でやるべきことに取り組めるのか、という問題です。

んが、ここからは一般的によく言われていることしか書けません。例えば

・作業中はスマホを機内モード(電波オフ)にしておく
・作業中はSNSを開かない
・作業通に思いついたことや頼まれたことは作業を終えてから取りかかる。

といった感じです。ビジネスマンの時間管理本のようなことを書いていますが、自分が社長になるフリーランスアーティストにとってはこれ死活問題。二流の上司なら部下を怒鳴ってりゃいいんですけど、僕たちのボスは僕たちですから。自分の作業が、全てです。

まとめ

どんどん言うことが月並みになっていきますが、まずは目の前のひとつのことにしっかりと集中して、終わらせてしまうことです。ひとつの作業が終わるまでに他のことをしようとすると、切り替え時間が生まれてあなたの人生を浪費します。

総作業時間の三分の一が本来必要なかった時間であるのなら、週に5日8時間の作業を1年間続けたとしたら、およそ27日間、ほぼ1ヶ月丸々あなたは自分のケツを拭き続けている、ということになります。

別に力を一杯に込めて無理をし続ける必要はありません。ただ、今目の前にある作業に集中して、やっつけてから、次の作業にいきましょうね、という話です。

実はサラリーマンよりもずっと時間にはシビアなんだよフリーランスアーティストって。

ということで、今回はこの辺で。ふぅ、集中して書き切れた。

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