お客様との関わり方のストーリーを描きましょう。その②

繋がるという言葉には色々な意味があります。感動的なパフォーマンスでお客様の心に深く刻まれるような繋がり方もあれば、友達としてフランクに付き合うことになる繋がり方もあるしね。

ただ、今フリーランスアーティストとして活動をし続けるには、ひとつの場所でコンスタントに活動を続けること以上に、ある程度地域を切り分けてツアー的な活動ができる方が有利な面もあります。少なくとも、僕はそう思っています。だって、どんなに好きなミュージシャンのライブも、毎週3000円払って見たりは出来ないもの。

その辺の話はまた別の話題になってくるので、今回はスルーします。今回は、各時各所で出会ったお客様と繋がろう、繋がり続けよう、という話です。

bm

この画像、めっちゃ使い勝手がいい。

繋がる準備は出来ていますか。

あなたの情報を何も用意していない状態で良いライブをしたとして、それでお客様の心にあなたのパフォーマンスが刻み込まれるという繋がり方が出来るかどうかは、ある意味受動的です。

エビングハウス忘却線によると、人の記憶というのは時間経過によって失われてゆきます。よるとっていうか、まぁ当たり前なんですけど。だいたい一日で大きな忘却が起こって、後は緩やかな忘却が続くという話です。

250px-ForgettingCurve.svg

もしかしたらあなた自身は一度見た感動的な音楽作品やパフォーマンスをいつまで経っても覚えているかもしれない。でも、それはもしかしたらあなたがミュージシャンだからかもしれません。誰しもがそうであると考えるのは、ちょいと危険です。

だってあなたがミュージシャンであるなら、毎日音楽のことを考えているはずですから。あらゆる感動はあなたの美意識の基準になって、あなたを磨くことに使われているはずです。だからそもそも本能的に、感動を保管しようとする脳の回路が出来上がっていると思うのです。

でも、普段会社勤めをしていて、毎日色々な数字を追い掛けていて、接待があったり家族サービスがあったりする方にとっては、どうでしょう。その方の感性の高低に関係無く、音楽というものそのものが占める割合というのは、少なくともミュージシャンより多い、ということは無いのではないでしょうか。だから

このパフォーマンスは忘れられる。

そういう前提で色々な準備をしておくことが大切です。

■フライヤーとSNSは必須。

本当はここにブログやホームページも加えたいのですけど、最低限の最低限として、フライヤーとSNSは確実に用意しておきたいところです。

まずフライヤーについて。ライブの情報やあなたの自己紹介的な文章が乗っているフライヤーをきちんとパフォーマンスの前にお客様に渡しておけば、あなたはステージ上でダラダラと長い自己紹介をしたり、ライブの告知をしたりする必要が無くなります。

あなたも、良いな、と感じる表現に出会った時に、「この人はどういう人なんだろう」と思って手元のチラシを探ったり、Googleで検索をしてみたことがあると思うのです。

それと同じですね。ただ、「気になる人はGoogleで検索してね」というのは、あまりに受動的すぎます。お客様がその一手間を面倒くさがってしまうと、それまでです。

加えてフライヤーは物理的なものですから、webに疎い方も冷蔵庫やコルクボードに貼付けて保管することができます。ご年配の方がお客様に多い方などはこれが生命線になりますし、常に情報を表示している紙媒体は、ある意味ではアクセスしなければ情報がチェックできないwebよりもお客様の懐に近いものであると考えられます。

そしてSNSについては、言わずもがな。

時間と距離と空間を無視してコミュニケーションを取ったり情報を発信できるインターネットは、無視する理由がどこにも見当たりません。例えばインストな音楽をプレイする方なら、bandcampとPayPalのアカウントを作ってYouTubeとちょっとした英語を組み合わせれば、世界中の英語圏がお客様になります。

またホームページと違い、少なくとも同じSNSで繋がっている方に対しては、ある程度は能動的に情報を発信することができます。頂いたコメントに返信をしたり、発信した情報を口コミとしてシェアしてもらうこともできます。有料ですが、広告を打つことも可能です。

まずは、フライヤーや簡単なSEO、友達の友達、といった部分から、あなたのSNSへの導線を作りましょう。そして人との繋がりが生まれたなら、そこで一流の表現者を演じましょう。

■まとめ

とてもとても当たり前のことなんですけど、意外と出来ている人が少ないんですよね。良い作品さえ作っていればいい、という考えに支配されていると、大勢のお客様を取りこぼしてしまうことになります。それはつまり、あなたがこれからも楽しませてゆくべきファンに対する責任を果たしていない、ということになります。

フライヤー作りやSNS周りの導線作りや運営は、はっきり言って面倒です。本職は表現なのですから、そんなことをしている時間も無いように思えます。

でも、だからといってやらなければ、昨日と同じことを今日も繰り返すだけでは、明日変化していることは、難しいのではないでしょうか。

変化をするには、古いなにかを否定しなければなりません。それは行動かもしれないし、考え方かもしれません。いずれにせよ、面倒だからやらない、というスタンスでは、やはり趣味の域を抜け出ることは難しいですよね。

やったもん勝ち。

今日もやってやりましょう。

それでは、今回も最後まで読んで頂いてありがとうございました。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です