やりたいことを突き詰めるために、自分の芯を見つける方法。

「よし、これをやるぞう」

と決めて取りかかろうとしてみても、気が付くと別のことをしていたり、もう一踏ん張りしたいところでできなかったり、ということがよくあります。それがやりきれない理由は色々とあるんですけど、僕の体感としてとても大きかった自分の芯を理解する、というポイントをシェアします。

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やっぱり、コツは書き出すこと。

よく言っていることなのですが、人の脳は2桁の足し算はパッと暗算できても、5桁の掛け算は中々できません。その程度の処理能力しか、無いんです。

加えて脳科学によると、思考のパターンというのは獣道のように、毎回同じ場所を通ろう通ろうとします。だから頭の中だけで何かを作り上げようとすると、考えていることは違うつもりでも、前回と同じ筋道を辿っていることが殆どなんです。

色々なことをしている、考えているのに、いまひとつやることに芯が見いだせない、思うような結果が出ないという方は、まずは自分の脳内を紙に書き出すことに慣れましょう。脳内処理が早いことは素晴らしいことなんですけど、それは適時適所。動的な空間の中で変化する状況に対応し続けることと、静的な空間で何かと向き合ったりじっくり練り込んだりすることは、それぞれ違う脳の使い方をした方がよかったりするんですよ。これホント。

ということで、これからある順番で、3枚の紙にあなたの脳内を書き出してゆきます。この書いてゆく順番が大切なので、入れ替えたりしないようにしてくださいね。

①助けられる人、助けてあげたい人

まず、あなたが持っている手札で助けてあげられる人と、あなたがあなた個人として助けてあげたい人がどんな人なのか、ということを見つけてゆきます。もし「助ける」という言葉がしっくりこなければ、「楽しませる」でも「役に立てる」でも構いません。

まず手元の紙を横にします。センターに縦線を一本引いて、紙を右と左に分けましょう。

そうしたら、紙の左側は「助けられる人」。紙の右側を「助けてあげたい人」というふうに分けて、それぞれどんな人が助けられるのか、どんな人を助けてあげたいのか、ということを書き込んでゆきます。

ダラダラ続けてもしょうがないので、制限時間は片方3分ほどでやってみましょう。時間に深い理由はありません。

ポイントは、謙遜しないこと、自分を卑下しないことです。

「いや、僕の歌詞じゃお客さんを感動させるなんてまだまだですよ」

と思ってしまうと、それが自己暗示になるんです。さっきも言いましたが、人の思考はいつも同じルートを通りたがります。謙遜や自己卑下が癖になっている人は、別に誰に見せるものでもないですから、この機会にオープンしちゃってくださいね。

「助けられる」項については、自分自身のネガティブな経験から持ってくると見つけやすいです。

【僕は昔○○だった。だけど今はそれを乗り越えて△△だから、あの頃の自分と同じように○○なことで苦しんでいる人、悩んでいる人を助けられる。】

みたいな。「楽しませてあげられる」とか「役に立てる」と項を変えた方は、過去のポジティブ経験からもってくると良いですね。

【僕は昔○○を凄く楽しいと感じて感動して、そのことを突き詰めてきた。だから同じように、○○を楽しいと感じる人を楽しませてあげられるぞ!】

というふうに。

「助けたい」項は、ワガママになっちゃってください。

【○○で困ってるいる人は助けてあげたいけど、どうせ助けるのなら優しい人がいいな】

とか

【他の人を傷つけるような人は助けたくなぁい】

とか。

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僕のは、こんな感じでした。

②一流のあなたを見つける

はてさて、どれくらい書き出せましたかね。次は、今書いた「助けられる人」「助けたい人」を元に、一流のあなたを見つけましょう。

新しい紙を持ってきたら、その真ん中に《一流の(あなたのアーティスト名)》と書き込んで、そこから20本くらいの線をウニのように生やします。その線の先に、

【一流の(あなたのアーティスト名)っつーと、こうだよな】

という項目を書き込んでゆきます。これは制限時間5分くらいでやってみましょうか。

コツは、①で作った「助けられる」「助けたい」リストを参考にすることです。

例えば、失恋をして落ち込んでいる(助けられる)優しい人(助けたい)を元気付けたいとしたら、自分がそうだったなら、どんな人に元気付けられたいだろう、という発想です。

・下心の見える人には近付いてきてほしくないよなぁ→誠実

・ボロボロの服を着ててほしくないよなぁ→清潔オシャレ

という感じ。

思い切り理想の自分を書き付けてください。何度も何度も言いますが、人の脳は同じ思考のルートを通りたがるんです。これから書き出すことは、もしかしたらあなたが今まで通ったことのない思考ルートになるかもしれません。

この新しい思考ルートを開拓すること、ポジティブな自己洗脳をすることが、この一流の自分作りの目的です。①で作ったリストを元にストーリーを感じながら、出来るだけたくさん書き込んでくださいね。

ここで作り出す一流の○○は、これから色々なことを決めていく上での重要な構想資料になります。何度も作り直して、その都度洗練させてゆくことになります。

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僕はこんな感じでした。

③○○として、を考える

あなたが助けられる人、助けたい人が見えて、そういう人達を助けるにふさわしい一流の自分が見えました。今度は、あなたがやりたいこと、立ちたい立場から、どんなメッセージを投げるべきなのか、ということを考えます。

今度は紙を自由に使います。特にルールは無いので、好き放題書き込んでおkです。今回も制限時間5分ほどで書き出してみましょう。

コツは、まだ具体的な方法を書き込まない、ということです。あくまでメッセージ。そして、①のリストに書き出した「助けられる」「助けたい」人リストと、②で作った一流の自分の関係を、客観的に見ることです。

①と②には連続性があります。アンパンマンがお腹を空かせている子に自分の頭を食べさせてあげるように、①一流の(アーティスト名)が②「助けられる」「助けたい」人にどんなことをしてあげられるのか、ということを考えます。

そして、そこで見いだしたメッセージに基づいて、具体的な行動を決めてゆきます。

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僕は、こんなんでした。

④具体的な行動を見つける

今までの作業は、【思考→行動→結果の法則】の、思考を具体的にするための作業でした。ただなんとなくこうしてみる、のではなくて、これこれこうだからこうしている、という部分にフォーカスを合わせる作業です。

最後④行程目では、あなたが投げたいメッセージから具体的な行動を導き出してゆきましょう。

例えば、あなたがミュージシャンであって「失恋で苦しんでいる人を助けたい」というテーマで曲を書こうとしたら、この③の行程の中で見えたメッセージに基づいて歌詞を書いたり、アレンジやサウンドを決めたりする、ということです。

もしあなたがエンジニアや楽器の先生などをしているのであれば、ひとつのメッセージから複数のアプローチが見えるかもしれませんし、複数のメッセージからひとつのアプローチを見いだせるかもしれません。

例えば、「気持ちよく歌い続ける喜びを知ってほしい」という思考からスタートすると、《ボイストレーニングをする》だけではなくて、《マイクへの声の乗せ方を体感させてあげる》だとか、《YouTubeに動画をアップして色々な人に聴いてもらう》とか、《二人三脚で歌唱をデザインする》とか、色々なことが思い浮かびます。

これが《ボイトレをする》という行動からだと、中々ほかのアプローチに飛んでいかなかったりするんです。

なので、行動から先に起こすことも全然アリなんですけど、今回は自分のメッセージから具体的な行動を導き出してみましょう。

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僕が③行程目の、ミュージシャンという立場から発信したいメッセージを歌詞にするための作業です。連想やイラストを使って、歌詞のイメージを作っています。

あとがき。

ブログという媒体では捉え辛い話だったかもしれませんが、これが僕が自分の芯になるものを見つけるために行った作業です。

結局、良い行動を思い付いても、自分の中のニーズであったり、何のためにそれをするのか、ということに納得が伴っていないと、苦しかったり続かなかったりするんですよね。

こういった自分と向き合う作業は、セミナーの中でワークとしてどんどん取り入れてゆきますから、今出来なくても心配しないでください。結構、慣れないと難しいしね。

ということで、今回も最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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