スティーブ・ジョブズが教えてくれるパフォーマンスやプレゼンの真理。

一昨日くらいだったですかね。久し振りに撮りたい動画があって、半日くらいかけて3本ほどを撮影して、Macで編集してたんです。そしたら、1本目の半分も編集しないうちに

「なんだかなぁ」

という感覚がムラムラと沸き起こってきたんですよ。何がダメなんだろうと。そう思って、それを調べるためにYouTubeでスティーブ・ジョブズのプレゼンの動画を見て、自分のそれと比較してみたんです。

そしたらね、ジョブズのプレゼンは圧倒的に楽しくて魅力的で、ちょっとした音楽のライブよりもよっぽどエンターテイメントでした。

ヲイこりゃどういうことだいってことで何度も見て僕なりの解析を重ねていると、ひとつの答えが見えてきました。

みんなができていない当たり前のことでした。今日はそれをシェアします。

Steve_Jobs_WWDC07

あなたは、あなたとあなたの作品を愛しているか。

つまりは、そういうことなんです。

プレゼン、ライブパフォーマンス、マーケティングやブログやメルマガやYouTube・・・あらゆる事柄にはノウハウというものがあります。で、僕を筆頭に安直な人間はそのノウハウ”だけ”を知りたがるんです。

「もっとマーケティングのノウハウを知れば、俺だって上手くいくはずだ」

みたいな。でも、そうじゃないんですよ。順番が違うんです。ノウハウを知っても、上手くいっていない人は多いんです。ノウハウに身を任せる前に、やるべきことがあるんです。

 

■最高の作品を作りなさい。

僕が見たのはiPhoneが始めてリリースされる時の商品発表のプレゼンでした。

「我々は二年半の間、この瞬間を待ち望んでいた」

というジョブズのセリフから始まります。

ジョークを絡めながら進んでいくプレゼンからは、凄まじい自信が滲み出ていました。

理論的な投げ掛けの後には直感的な言葉。そしてそれを更に理論でクロージングし、次の直感に繋げてゆく。その間、難解な専門用語は一切出てきません。

というのは、見せ方の話。問題は、どうしてジョブズとiPhoneが魅力的に見えるのかです。それは、自分達の商品(iPhone)に、絶対的な自信と信頼があるからです

ここなんです。ジョブズはAppleというブランドの最高責任者でした。僕たち表現者は、例えば僕なら、山本優作というブランドの最高責任者です。自分が作ったものを自分の責任の下誰かにプレゼンする、という点においては、規模が違うだけで条件は全く同じです。

僕たちは、自分の作品を心から愛して、信頼しているだろうか。もし自分の作品に対して

「ちょっと微妙だよなぁ」

「なんだか、良くない」

「こんなものじゃあ・・・」

といった感覚があるなら今すぐに、少なくとも自分にとって最高な作品を製作すべきです。

「こんなに素晴らしいものなんだから、誰かに教えてあげなきゃ!」

そんな気持ちになれない作品は、いくらプレゼンしようとしても後ろめたさが、あと一歩の踏み込みを邪魔するものです。

■最高のあなたでいなさい。

特にステージパフォーマンスをする方は、自分の作品の他にもうひとつ、ステージに持ち込むものがあります。それは、自分自身です。

先ほどの作品に対して自信と信頼が無ければステージに後ろめたさを持ち込むことになる、という部分と同じです。あなた自身があなたを信じ信頼することが必要です。

誰の前でパフォーマンスをしても揺るがない自慢のあなた。僕は”一流の自分”、という風に呼んでいますが、その一流の自分でいることで、作品の良さというのは最大限にお客さんに伝わります。それはやはり、後ろめたさの無さは、踏み込みの鋭さに繋がるからなんです。

胸を張って視線を泳がせずに堂々とすることは、トレーニングで修得することができます。でもその前に、どこに出しても恥ずかしくない一流の自分をイメージしておかないといけない。胸を張って視線を泳がせないことで、どんな自分を演じたいのかを決めなきゃいけないんです。

もし今自分に自信の無い方は、是非どんな人物であれば、人前に出るにふさわしいのかを考えて、演じてみてください。

その時のコツは、”一流の自分”は、今の自分の連続線上には存在しない、と考えることです。

人は気分の変化や周りの環境に揺られて、すぐに言動や価値観が変化します。小学生時代のあなたと、10代の頃のあなたと、現在のあなたは良いか悪いかに関わらず、内面的に同一人物では無いはずです。

人は簡単には変わらない、なんて言いますが、本当は毎瞬毎瞬変わっているし、どうせこれからも変わり続けていきます。でも、

「昔こうだったから」

「今こうだから」

という感覚に浸かると、未来の自分を現在の自分の連続線上でしかイメージできません。人は自分がイメージできないものには、なれないんです。だから、時間は無視してください。過去から現在の間で経験した恥や無念は、新しいステップを踏む瞬間には必要の無いものです。

■後ろめたさを排除する。

本当のスタートは、ここです。特にパフォーマンスのような無形の作品は、それを見てもらう瞬間までお客さんの判断が存在しません。あなたに後ろめたさがあると、そのために踏み込みが一歩浅くなり、お客さんが遠くなります。

ネガティブな経験は、時として自分の作品やキャラクターを輝かせる要素になり得ます。ただ、それが必要の無い時には、手持ちのカードとして選んでその場に出さないようにする必要があります。

まずは、最高の作品と最高の自分を用意すること。広告やプレゼンといった事柄のノウハウは、その後なんです。順番を間違えちゃ、いけないんです。

もちろん同時進行で進めてもらっても構わないんです。ただ、最高の作品と最高の自分を作る/演じることを、半歩前に出しておく。こういう感覚でいると、あなたというプロジェクトの運営に、勝手に道筋が見えてきます。

僕も頑張らなきゃ。ジョブズ先生、これからもよろしくお願いします。

では、今回はこの辺で。

最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。

IMG_4917

分析してみたジョブズ先生のプレゼン。すんごい合理的で、作り込まれてて、いやはやうむむ。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です