ミュージシャンよ!3曲以上入ってるCDは最低1500円で売りなさい!

ちょいと前にマクドナルドの薬漬けチキンが話題になりましたよね。 安値で大量のチキンを輸出するために、中国の養鶏業者が信じられないスピードで鶏が成長する薬を餌に入れてるっていう話し。 ネットじゃ随分な騒ぎだったけど、マクドナルドが反論したって話しも聞かないし、ガチなんだろうなぁ。 もちろん鶏を育てるのはマクドナルドの仕事じゃないから、その辺は業者の判断です、ってことなんでしょうけど。

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【注意喚起】日本マクドナルドが薬漬け病気鶏肉で問題の中国河南大用食品から輸入している事を認める

リンクしてる記事の内容は、各々の判断で受け止めて下さい。 この記事に書かれてることは、記事を書いた方にとっての真実です。 あなたの真実は、あなたが自分の眼と耳で見て聞いて作らなきゃいけない。 それがネット社会。 うん。本題はどこへ。

ミュージシャンよ!3曲以上入ってるCDは最低1500円で売りなさい!

本題始まります。 食品業界に限らず、品質と価格というのは比例するものです。 でも、品質が最高でないものはトコトン安くすればいいのかというと、そんなことはないんです。 自分が生きていくために最低限必要なお金をクリアできないと、表現も何もあったもんじゃないですからね。

ということで、今回はミュージシャンが苦手なお金の話し。 CDのセールスで必要なお金や値段の付け方を、出来るだけシンプルに考えてゆきます。

お金

専業ミュージシャン、よーいどん。

想像して下さい。 あなたは専業でフリーのミュージシャンを始めました。 機材は今まで使っていたパソコンやレコーディングソフトをそのまま使うことにしましょう。 ジャケットやケースも自分で作ったり安く買い揃えたりして、とにかく初期費用は抑えてかかります。 この辺の理由は後述します。 掛ける費用は、多めに見積もっても3万円くらいでしょうか。

次に考えないといけないのは、月にだいたいどれくらいの売り上げを出さないといけないのか、ということです。 仮に暮らしているだけで必要になる毎月のお金を10万円くらいだとしたら、やっぱり最低20万円くらいは収入がないといけないですよね。 ここで余剰が10万円って言ったって、次の作品の制作費や機材の維持費が出て行く訳ですから、余裕なんか全く無いんですよ。 演じるキャラクターによっては、衣装だって妥協できないし。 先輩ミュージシャンがFacebookで

「1日50円で暮らせるノウハウを作れ」

って言ってたけど、本当にそれくらいの準備が要ると思う。 ちなみに、ここに機材車や駐車場代や保険やってのを考えて足していくと、やっぱ50万円くらいは・・・という話しになってくる。 まぁ、今回のところは最低額ということで20万円を目標値に定めましょう。 ふふ・・・胃がキリキリ言ってやがるぜ・・・

さぁ、値段を決めよう。

しばしの製作期間を経て、売り物になる音源が出来ました。 3曲入りのシングルCDです。 さて、いくらにしましょうか。 自分ひとりで企画して製作した訳ですから、お値段も自分で勝手に決めちゃっておk・・・なんですけど、ここで商売のことを知らないと、大きな間違いを犯します。 それは、安くなきゃ売れないんじゃないかという的外れな勘違いをするということ。

品物の価格は、売り手の都合で付けるものです。 さっき月間の売り上げ目標を20万円にしましたよね。 仮に今回のシングルを弱腰で500円に設定したとしたら、20万円の売り上げを出すにはトータルで400枚を売らないといけなくなります。

そうするとほら、売らなきゃいけない枚数以上の問題が見えてくるでしょう? 例えば、400枚分のCDRとCDケースとジャケットと歌詞カードを用意しなきゃいけない、とか、一カ所の現場に持って行かなきゃいけないCDの枚数が多くなり過ぎる、とか。

仮に月間目標の20万円を達成しても、材料費が重んだり焼き付け作業や運搬の手間がどえらい長くなったりしてね。差し引きの儲けが殆ど残らない上に、ずっと作業し続けていないといけないから演奏やパフォーマンスの練習や製作に掛ける時間がどんどん削られる。

これがいわゆる貧乏暇無し現象です。疲弊してくるとパフォーマンスの質やモチベーションが維持できなくなるし、酷くなるとその仕事をする意義を見失ったり精神的に病んでしまったりします。よく聞く安売りはしちゃ駄目っていうのは、つまりそういうことなんですな。

だから、最低1500円。

1500円の品物で月20万円を目指すと、だいたい135枚でクリアできます。材料費も手間も量も、500円で売る時の3分の1。だいたい1週間に30枚ちょっと売れたらクリアです。

これは楽をするとか、甘えるとか、ぼったくるとか、そういうんじゃないんですよ。ミュージシャンの使命っていうのは、最高の音楽で1人でも大勢の人を幸せにすることです。だから、最高の音楽を作れる環境を守り続けることは、旗を上げたミュージシャンの責任だと思うんです。

あとお客さんにとって、良い音楽に適切な額のお金を出すっていうのは、次の楽しみに対する投資です。

「良いものを聴かせろ。ただし、金は出さない。」

そんな人は相手にしないでよろしい。どっちにしたってCDの料金が無料でも500円でも1500円でも、その音源で感動できなかったお客さんは、あなたからCDを買わなくなるだけです。

ってな訳で

今回はCD販売という一点に絞ってお話しをしてきました。もちろん、CD以外のキャッシュポイントも作るんですけど。ともあれ、なんとなく自分の品物の価格設定の参考になになりましたかね?

ちなみに1〜2曲入りのCDなんかは製作サイクルが短くて済むんで、取り敢えず今回は「3曲以上」ってことにしときました。深い理由でもないんで、1曲入り1500円でお客さんが満足するなら、それでも良いのです。「価格設定」と「マーケティング」は、関わりこそ深いけど全くの別物ですから。その辺をごちゃ混ぜにしないように気を付けて下さいね。

あ、あとオープンスペースで催されるフリーライブなんかはマーケティング的な役割が有料ライブとはまるで違うんで、全然アリですよ。じゃんじゃんやって、色んな人の耳に手を突っ込みましょう。

とかなんとか言ってる僕が過去発売したCDは2枚とも1000円です。作った時は商売のこととか全然知らないド素人だったから許して。あと通販ページを作ったから、味見して美味しかったら買ってクダサイ。

ということで、今回はこの辺で。最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。

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