色んな人の立場になって、どんなミュージシャンなら人の記憶に残れるのか考えてみた。

関西に帰ってきてから一週間が経ちまして、三が日も抜けたところで本格的に自営運営が始まっています。僕はミュージシャンですから、やはり関西一円のライブハウスやバー、カフェなんかでの活動がメインになります。僕が以前大阪に住んでいた二年間のうちに、出演したライブ会場はたったの四カ所。まるっきり白紙の状態に色々なものを描いて行ける状態です。これは上がる。

で、考えました。僕にとってはコンサルタントもそうですが、シンガーソングライターも、誰かを幸せにする、という意味で等しく大切な仕事です。だから、当たり前のことなんですけど、僕のパフォーマンスコンテンツが自分にとって良いものかどうかをジャッジしてくれる方をいかに増やせるか、ということが重要です。

なんて能書きはとりあえず置いておいて、まずはミュージシャンとして、鮮烈に人の記憶に残るようにするにはどうすればいいだろう、ということを生の音楽が流れている場に居る色々な人の立場で考えてみました。

前提条件

事を考えるには、まず前提条件をしっかりと固める必要があります。ここがブレていると、「いや・・・でも・・・」と考えが巡って答えが出せなかったりするので。なので、イメージを膨らませる前に色々と決めておきます。

①僕のコンテンツは素晴らしい。

まずこれ。ここに自信を持っていないと、ハッタリも打てません。自分で作ったものを自分で売る訳ですから、その辺はラーメン屋さんなんかと同じ。自分の品物に自信がなきゃ、「美味しいよ!」とも言ってあげられないもの。もちろん、今まで僕のCDを買ってくれた方、ファンの方の顔を思い出しながら、

「あれだけの方が好きだと言ってくれたのだから、僕のコンテンツは素晴らしいに決まっている」

と自分に呼びかけ続けています。この自己暗示、実はかなり大切なんですよ。

②僕は人を幸せにするために生きている。

これは僕の哲学です。人は人を幸せにするために生きている、ということ。だから、僕も人を幸せにするために生きている、ということ。何かを選ばなきゃいけない時、決断しなきゃいけない時に、より人を幸せにできる、と感じる判断を下すために、この哲学は前提条件として必須なんであります。

箱のオーナー(店長)の立場。

音楽を鳴らすスペースのことを業界では「箱」と呼びます。ちなみにヴォーカルレコーディングをするブースのことは「金魚鉢」ね。ガラスの向こうでミュージシャンがマイクに向かって口をパクパクさせるから。

で、この箱のオーナー(店長)からリスペクトを頂けると、やっぱり色々と有り難いことが増えるんですよ。例えば、面白いヤツが来たからちょっと聴きにこない?なんて口コミを生んでくれたり。これはつまり、僕というアーティストが出演することで、音楽を提供するというミッションを背負ったお店の質が上がったり、オーナーの満足度が高まると期待してくれている、ということなんです。

さて、僕が箱のオーナーなら、どんなミュージシャンにワクワクするだろうか。

①とにかく良い。

感動的な音楽を奏でてくれれば、それだけで心動かされるというもの。何度だって出てもらいたいし、大勢の方に聴かせたいと思います。前提条件①でクリアー済みですが、日々のトレーニングを抜かり無く続けたいところ。

②店のお客さんを大事にしてくれる。

長く続いているお店には常連さんが付いているものです。それはつまり、お店が大事にしたいお客さんですよね。で、僕がオーナーだったら、自分のお店のお客さんを大事にしてくれるミュージシャンはとても有り難い存在だと感じます。だって、お客さんにとって僕のお店にくる理由や価値がまたひとつ上がる訳ですから。

じゃあ、どういう状態だとお店のお客さんを大事にしてくれている、と感じるだろう。それはやっぱり、お客さんと相対する時はしっかりとミュージシャンの顔をしている、ということなんじゃないかと思うんです。ゴリゴリ営業せず、魅力的なキャラクターや価値観でお客さんにとっての娯楽でいようと努める姿勢。初見でもそんなもの見せられたら、僕なら確実にレギュラー枠を作って出演依頼を投げます。

③しっかりしてる。

・受け答えが明瞭。
→自分の役割りを理解している。
→責任を背負っている。
→決断が早い。
→目を見て話しができる。
→前向き。
→芯がある。
・お金の管理が出来ている。
・愛がある。
・孤独である。
・よく笑う。

ミュージシャンやアーティストに限らず僕が今まで憧れてきた人達は、みんなこういう条件を満たしていました。話しをしていてワクワクさせてくれる人間的な魅力。「この人と何かしたいな」「この人なら何かしてくれるかもしれないな」という期待感。

こんな刺激的な人となら、多少手間を掛けてでも一緒に働きたいところです。

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写真は、関東時代にしこたまお世話になったbar yaya ebisuの久木田恵一マスター。僕の中では音箱のオーナーといえば、この方。ミュージシャンともお客さんとも、妥協無く優しく向き合っている素晴らしい先輩。ちなみに、シンガーとしても一流です。何て言うか、ちょっと迷惑なレベル。

お客さんの立場。

さぁさぁ次はお客さんの立場。この辺りは普段から自分でも言ってるところなんで、抜かってはならんところ。といってもやっぱり自分がお客さんだったら、という発想なんで、ここもあくまでも自分の感性に準じます。

①とにかく良い。

さっきと同じ。割愛。

②見上げていられる。

ファンが付く理由って結構色々あるんですけど、個人的には見上げていられるということは、とても大切だと思っています。だからまず、言い訳をしない、準備を100%整えてくる、ライブを発表会にしていない、という当たり前のベース。それから、堂々としている、分かりやすくカッコいい、「あなたを楽しませる」という意思が伝わってくる、等々。

ちなみに、僕はジャケットやカッターシャツみたいなフォーマルな服装が好きなんですけど、フォーマルな服装とアコースティックギターの組み合わせは好きじゃないんです。中々どうして愛憎入り交じってしまうんですけどw、今までファッション的な部分にはほとんど全く意識を向けてきませんでした。これからの課題であります。

③構ってくれる。

ここがフリーランサーとしての重要なポイントです。何度か言った事があるかもしれませんが、「お客さん」という人間は一人も存在していません。ひとりひとりに名前があり、人生があり、価値観があります。フリーなアーティストの醍醐味は、ここだと思うんです。

うぉぉぉすげぇぇぇなんて感動させてくれたミュージシャンに物販なんかで話しかけたら、名前を聞いてくれて、名前で呼んでくれる。これだけで、僕なら飛び上がって喜びます。

後日フライヤーから飛んで行ったSNSで話しかけたりコメントした時に自分のことを覚えてくれていたり、友人のように交流してくれたら、毎日ワクワクします。

だから、その返事や交流のために、毎日二時間くらいパソコンやスマートフォンの前に座り込んだって、いいんじゃないかと思うくらいです。

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僕のアーティストとしての目標の一人、ハヴケイスケさん。上手いし、良いし、楽しいし、愛が溢れてる。最高です。

共演者の立場。

見落とし勝ちなのがここ。共演者の立場。ミュージシャン同士、仲間同士のネットワークは、お互いの活動の輪を広げるための大きな財産になります。どんな共演者なら、今後も付き合っていきたいと思うだろう。

①とにかく良い。

割愛だオラァッ

②リスペクトしてくれる。

「すごいですね!」と言ってくれる方は、そうでない方に比べて特別な存在になります。特に何が良いのか、それからどう良いのか、というところを理解してくれたり、具体的に言葉にしてくれたりすると、なおのこと。

ちなみに僕の場合、スラム奏法なんてちょっと目立つことをやってるので「どうやってるんですか?」という声の掛け方をよくして頂くんですが、たまに

「すごい気持ち良いビートですね!」

なんて言われると、その後三時間はニヤニヤしています。そうそう、叩くのは誰でも叩けるんですよと。あのビートを出せるようになるまで、すんげぇ練習したんですよと。もうね、嬉しくて嬉しくて。

自分の根幹に気付いて、そこを認めてくれるっていうのは、そりゃあ最高のリスペクトなんです。

③自分自身に可能性を感じさせてくれる。

リスペクトの延長のようなものなんですけど、例えば「この人はすごいなぁ」と思った共演者に

「優作さんはここがすごいよね!」

なんて言われると、なんだか自分が本当にすごくなったように感じます。そうすると不思議なもので、本当の本当にすごくなっちゃうんですよ。みなさんも経験があるんじゃないですかね。これがリスペクトの互換作用です。お互いを成長させ合える人というのは、ミュージシャンに限らず、人生の財産です。僕には幸せなことに、こんな仲間が何人もいます。うらやましかろう。ぐへへへへ。

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ミュージシャン達にリスペクトを振りまく先輩、相模の風theめをとのお二人。僕も奥の胡散臭いサンタに言いくるめられて、つい最近怪しげな企画に乗っかりました。曲の最中に屈伸したり客席に乱入してステージを留守にしたりMCが漫才過ぎて顔が痛くなったり、つまり見た感じそのままの人達、ということで。

まとめ

話しをまとめていたら何だか完璧超人みたいな人物像が浮かび上がってきましたが、でもつまり、こういうことなんです。これを全部こなすことは、無理ですかね? いやいや、んなことないですよ。だって、僕は鬱から復帰して、勉強して発信して修正してを繰り返して、二年前とは全然違う感覚で生きてますから。

変われる、と信じた人から変われるんです。そもそも本当の自分なんて、どこにも居ないんですから。セルフイメージは思い込み。他人からのイメージはアクションの結果。魅せたい自分が決まったら、演じるだけです。心から信じて演じ切れば、それが本当の自分になります。

あ、あと、打算的な人とは付き合いたくないですよね。だから、そういうことも無しにします。もちろん自分の生活を守らないといけないから、やっぱりお金に関しては厳しくジャッジしていかないといけないですけど。

ということで、これからの自分がやらねばならぬことが決まりました。みなさんは、どうです? 日々がマンネリ化していて、つい惰性飛行を続けているところはありませんか? 明日、どう在りたいのか。時間を作って、考えてみると良いかもですよ。

では、今回も最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。

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