ステージの上でもSNSの運用でも、仕事にするなら「余裕」を作ることが超大切。

「デビューできたらいいなぁと思っています」

なんて言ってる人がいつまで経ってもデビューできないのは、どうしてだか分かりますか? 答えは簡単で、デビューするためにどうすればいいか、という発想で立ち回らないからです。月に一回二回行きつけのライブハウスでライブをするくらいで、デビューできる訳ないですよね。これは男子学生に例えると

彼女にしたい娘がいるんだけど男友達とばかりつるんで全くアプローチを掛けていない

という状態と同じですし、営業マンに例えると

仕事が欲しいんだけどデスクワークとロールプレイングばかりで現場に出ていない

という状態と同じです。「○○できたらいいなぁ」という発想で動くから、何もかも甘くなります。恋愛も事業戦略もデビューのためのアレコレも、全て同じ。まずあなたを選ぶ立場にある方に、あなたが良いのか良くないのか、ジャッジする機会を与えることができなければ、なにも始まってさえいない訳です。

趣味が仕事になった瞬間。

さて、このブログを読んでいる方はフリーランスアーティストとしての働き方や仕事の作り方を勉強されている方なので、この「○○できたらいいなぁ」という段階を既に越えてきているはずです。当然、あなたのパフォーマンスを仕事にするために。で、是非ここでひとつ自問自答して頂きたいのです。あなたのパフォーマンスや作品は、一体誰に向けて作られているんだろうか、と。

昨年年末に仲間のミュージシャンのレコーディングをしたのですけど、彼はその時中々声が出なくて、ずっと落ち込んでいらっしゃった。元々自分のキーのギリギリ限界くらいの音程を取る曲の作り方をしていたのもあって、ちょっとでも調子が悪くなると、もう歌えない、ってなっちゃうんですね。

そこで、きちんと調子が悪くても良い声で歌えるところまでキーを下げましょう、という話しをしまして。二人で声出しをしたり何やかんやして最終的にはバッチリ良いテイクが録れたんですけど、さてさて、僕たちはこのエピソードの中から何が学べるでしょうか?

趣味は「限界に挑戦」。仕事は「余裕で空気を読む」。

一生懸命限界に挑戦するばかりでサービス精神を忘れてしまっていたり、その挑戦が上手くいかなくて演奏の後まだお客さんが居るのにやたらと落ち込んでみせたりするのは、ミュージシャンのエゴですよね。「この音を絶対に出すんだ」とか「このリフを完璧にキメるんだ」という色々は、ステージに上がる前に済ませておくべきことです。

自分の仕事に余裕があるから俯瞰ができる。
俯瞰ができるから空気が読める。
空気が読めるからその場に対してベストな選択が出来る。
ベストな選択をするから、悔いも残らないしお客さんが喜ぶ。
お客さんが喜ぶと次がある。
よって、余裕の仕事が次に繋がる。

ってなもんでして。上手い演奏を聴きたいのなら、それこそ世界中の名だたるミュージシャン達のCDを聴き漁ってりゃいいんですよ。なのにお客さんはその日その場であなたのステージに時間とお金と投資している。そう考えると、やっぱり僕たちは良い演奏や良い曲以上のものを届けないといけないし、それが出来ない人には中々次のチャンスがやってきません。

じゃあその良い曲や良い演奏以上のものって何ですか? という話しになりますが、それがまさに上述した、空気を読み、場に対してベストな選択をし続けることです。今回の例で言うと、その仲間は自分の限界に挑戦していきたい一心でキーをギリギリに設定していたけど、お客さんは高い声が聴きたいんじゃなくて良い声を聴きたいんだ、ということに気付いて、自分の曲のキーを下げました。その結果、余裕が生まれて、レコーディングの間コンサートホールや聴いているお客さんのことを深くイメージしながら演奏ができるようになって、最終的に素晴らしいテイクが録れたんですね。

僕たちフリーランスアーティストは、今現時点で、プロです。繰り返しになりますが、良い演奏、良い楽曲、”以上のもの”を届けなければ、選ばれません。そしてその”以上のもの”は、余裕から生まれます。ネタでもなく自分の限界に挑戦されたって、お客さんは嬉しくも何ともないんですよ。

SNS運用にも余裕が必要。

この余裕というモノはSNSやブログなんかでの情報発信にとってもものすごく大切です。例えば友達が遊んでいるSNSのアプリを見て「うぉぉ超面白ぉぉおっぉいっ」なんて夢中になって手を出してしまうと、そいつがスパムアプリであなたのフレンドの個人情報が根こそぎ持っていかれた、なんてことになります。衝動のせいで余裕が無かった、というパターンですね。我々は現時点でプロですから、SNSで繋がっている方の個人情報が漏れるリスクがあるのに何も考えずにそんな怪しいものに手を出すなんて、言語道断、ふざけるなと。

同じように記事を書くときにも、ちょっとした投稿をするときにも、余裕が必要です。悲しい時、嬉しい時、苦しい時、優しい時、色々な感情の赴くままに文字を書き綴ってしまっては、余裕が無くなります。余裕が無くなるということは、あなたのフレンドやファンの方に気遣いが出来なくなる、ということです。それでもフレンドやファンの方が愛してくれるというのなら、それは最高に幸せなことですが、それを当てにして甘えるというのは、どうなんでしょう。あなたを見上げていたい人は、確実に人は減ってゆきます。

個人の時代だから

良くも悪くも、色々なものが伝わってしまう時代です。昭和の頃と比べてテレビに映っている芸能人達も随分と視聴者に近いところまで降りてきましたよね。だから、あなたの隙が見られてしまうことは、決してマイナスじゃない。あなたの思うアーティストを100%演じるようにすることは重要だけど、ボロが出てもそれを許容する寛容さを合わせ持っていたいところです。

とにもかくにもバランス感覚が求められます。そのバランス感覚の重心は、やっぱりあなたがどんなアーティストでありたいか、というところになってきます。あなたを幸せに出来るアーティストを、あなたが演じること。あなたを幸せにすることができるアーティストは、あなた以外の人も幸せにできると信じること。是非振り抜いていきたいところです。

では、今回も最後まで読んで頂いてありがとうございました。

【ボケ】そんなことより、火ぃ貸してくんねぇかな?___ボケて(bokete)

■project a.c.c.r.のその他のページ

a.c.c.r.TV

→a.c.c.r.が運営するYouTubeチャンネル。
SNSも活用や、もう少し大きな括りでの表現活動の組み立て方のヒントなどを、5分前後の動画でシェアしています。
チャンネル登録よろしくね!

アクロマガジン

→「提案」「相談」「質問」といった形で、みなさんの毎日のブログ更新のきっかけとなるような情報を発信しているメールマガジンです。
購読される方が増えてきたら、購読されている方同士のブログやSNSを繋ぎ、交流の輪を広げたりするようにしてゆきます。
登録を希望される方は

accr.magazine@gmail.com

に、お名前(ニックネーム可)を記入の上空メールを送って下さい。

アーティストのための自立自活研究所

→僕が管理しているFacebookページのひとつ。 ビジネス書やビジネスブログ等で勉強した内容を、アーティストに向けた言葉で更新しています。

■山本優作個人としてのページ

Facebook

→日々の色々をゲヘゲヘ笑いながらアップしています。 他のユーザ―さんたちとのやり取りが最も活発なSNSです。

WordPressBlog

→不定期更新のユーモアエッセイ風ブログです。 土屋賢二さんやさくらももこさんのような、”笑えるブログ”を目指して更新しています。ブログタイトルは「そこちょいフラットやで」

Twitter

→SNSのちょっとした活用術を呟く他、プライベートな呟きもしています。 最近楽しみ方が分かってきて中毒気味。

Uchan`sTV

→シンガーソングライター/山本優作としてのYouTubeチャンネル。
ムービーブログやカヴァー演奏動画などを、ほぼ毎日アップしています。
チャンネル登録よろしくね!

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です