SNSにはCDを売る機能は付いていない。それに気付くことが、SNSでCDを売るための第一歩。

アーティストのためのSNS活用ブログなんてタイトルでやってるのに何だかwebとかそんなん関係ないことを偉そうに喋ってばっかじゃん、というセルフツッコミを入れたので、別に誰かに責められた訳でもないのに言い訳のようなエントリー。

正直SNSの機能的な部分はこのブログの初期の頃にとっとと説明し終わってて、「この機能はこう使え」みたいなのもひとしきり紹介し終わってて、後は自分で考えて使うんだよ、というステージではあるんですけど、なんだか大事なことを話していない気もしてきたので。

SNSに集客をしたりCDを売る機能は無い。

まずはここ。昔の僕みたいに、TwitterやFacebookは告知を投げればお客さんが集まったり品物が売れたりする機能の付いた魔法のツールなんだと思ったまま

「SNSはさ、Twitterがいいんだよね」

なんて言ってる人が結構います。

まずはここを改めないといけないんです。断言します。SNSに最高に詳しくなっても、投稿ひとつでお客さんが集まったり、品物が売れたりすることはありません。ただSNSに詳しくなって使いこなすだけで生まれるのは、フレンドやフォロワー、つまり、友達です。僕らが欲しいのは、ファンのはずですよね?そこ、勘違いしちゃいけないんです。友達とファンは、似てるんだけど、全然違うんです。

友達とファンの違いとは

そうすると、友達とファンの違いって何だって話しになります。そこには色々な解釈があって一言二言では語れないんですけど、今回は、ファンとは、誰かの発信する情報を積極的に受信して幸せを得る人、と定義してみましょう。友達というのは、ただ単に関わった時に楽しい存在。それもすごいことなんですけどね。ファンというのは、その幸せの収集が友達よりも積極的である、ということです。

そこで「お金は?」なんて思ったりするかもしれませんが、お金のやりとりがなくてもファンという関係性は成り立つんです。例えば、ラジオパーソナリティのファン。「この人好きなんだよねー」と言って番組を聞いているだけなら、そこにお金の流れはないですよね。それでも積極的に楽しい情報を集めている。これは十分にファンである、と言い切れます。

だから、一見友達のように見えて実はファン、という人も居るんですよね。普段顔を合わせる友達でも、毎日会いたくて探してしまう、一言一言から影響を受けている、なんて関係があったら、それは立派なファンであると言えます。そう考えると、片思いの恋心なんかもファンの一種と言えるかもしれませんね。

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で、SNSでファンを作るにはどうしたらいいのよ。

そりゃズバリ、積極的に受信したくなる情報を定期的に発信し続ければ良い、ということです。もっと簡単に言うと、人が聞きたいことを聞かせてあげるっていうこと。これが出来れば、だいたいのところはクリアーです。

人が聞きたい話しっていうのはもう唸るほどありますが、その中からあなたが書ける、人が聞きたい話しを見つけ出さないといけないですよね。それを見つけるためには、あなたが何者か、というところがとても大きなポイントになってきます。で、ここで

「自分なんかまだギターの腕前も何も歌も上手くないのに無理だよぉ」

とひっくり返る人は、ひとつ勘違いをしているんですね。たとえばあなたがミュージシャンだとしても、あなたはミュージシャンである前にあなたです。あなたが存在しないことには、あなたから出てくる音楽には触れようがないんです。

だから、あなたがあなたである、ということを、武器にした方がいい。あなたがミュージシャンである、という幻想が、あなたの筆を遅くすることがあります。ミュージシャンも、役人も、ブライダルコンサルタントも、本当は存在しないんですから。ただ、あなたがそこにいて何をしているかという、それだけが真実です。あなたがミュージシャンである、という前提を捨てて、あなた自身をコンテンツに昇華できた時、あなたの音楽は人の中に吸い込まれてゆきます。これ本当。

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じゃあ俺が書ける、人が聞きたい話しって何だ。

これはもう例外無く、あなたがとても普通だと思っていることの中にあります。

例えばあなたが音楽に携わっている人だったら、音楽の中でやっていること、考えている当たり前のこと、だけじゃなくて、大好きな映画の紹介や、拘っているコーヒーの淹れ方、詳しい季節の植物のことや、大好きなゲームの話しなどなど、そういうあなた個人に由来することをどんどん記事にしてどんどん発信すればいい、ということです。

【音楽】というコンテンツのみを発信しようとすると、殆どの場合目にも留められません。それはとても自然なことなんです。だって、【音楽】は沢山あるんだもの。本ッ当に腐るほとあるんだもの。それは【絵】でも【写真】でも【演劇】でも同じ事。音楽を売りたい人が音楽のことしか発信しないのは、北極で氷を売るようなもんです。やり方を間違ってるんだから、売れる訳が無い。

だから、あなた個人の当たり前の中から、楽しい話し、大好きな話しを出してきて、楽しく語るんですよ。あの氷屋から氷を買いたい、と思わせてあげることが大切なんです。

俺が好きなことを書けば、俺の音楽が売れるんだね?

と書くとあまりに安直ですが、まぁ、そういうことです。が、絶対売れるだなんて、断言できません。風が吹けば桶屋は儲かるけれど、どの方向から風が吹けば桶屋が儲かるかなんて、誰にも分からない。でも、風が吹かないことには、桶屋は儲からない。分かりますよね?

・あなた自身に興味を持ってもらう

・あなたの作品に興味を持ってもらう

・あなた×作品=あなたでなくてはならない仕事、が生まれる

そういうことです。

こと人の目に触れるという事柄に関して、昨日までやっていて上手く行かなかったことを今日も必死こいてやるというのは、やめた方がいい。人生は有限です。時計は止まりません。10年間続けてきた事が実を結ぶ、なんて聞くとそれはドラマティックで素敵なことのように聞こえますが、最初の1年で上手くいっていれば、残りの9年でもっと大勢の人を幸せにできるじゃないか、という話しです。

どんどん新しい方法を学んで、真似て、組み合わせて、自分の価値観にマッチした最も効率の良い方法を模索しましょう。それは全然冷たくないし、全然かっこ悪いことじゃない。

ということで

CDが売れるというのは、お客さんがそのCDが欲しいと思った、という、とてもシンプルな理由だけで出来ています。SNSには人にあなたのCDを売る機能は付いていませんが、人にあなたのCDが欲しいと思わせてあげられるチャンスがあります。そのチャンスは、あなたが魅力的であればあるほど、掴みやすくなります。アーティストにとってのソーシャルネットワークというのは、そうやってあなたの魅力を距離を超えて人に伝えるために使うためのツールです。

あなたのタイムラインやニュースフィードには、あなた自身が魅力的だと思えるあなたは居ますか? 是非一度、自分自身の投稿をまとめて読み返してみて下さい。退屈なら、何が退屈なのか。楽しいなら、何が楽しいのか。カッコイイか?ダサいか?会いたくなるか?SNS活用というのは、それを問い続けて、修正し続けて、更新し続けることを言います。だから勉強した人から、売れていく。腐らず、今日も頑張りましょうね。

ではでは、今回も最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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