もうたぶん可決される特定秘密保護法案のことをザックリ調べてきた。

もう三日前ですかね。特定秘密保護法案が衆議院本会議で可決されました。「強行採決」という言葉が飛んでいたり、お恥ずかしながら僕もTwitterで似たようなことを言ってしまいましたが、法案を持ってきた党員とその息の掛かった党員がその場の過半数を締めているんだから、強行も何も決るのは当たり前というところで。

で、今は衆議院参議院がねじれてない国会ですから、参議院の会議も問題なく通過するでしょうと。ということで、採用可決ほぼ確定状態の保護法案ですが、どうにも最近の報道(我が家にはテレビが無いのだがな!)が扇動的というか、人の『批判に共感する』という悪癖に訴えかけるようなものが多い気がして、改めてざーっと調べてみました。右とか左とか、あまりよく分かりませんが、今webを流れている情報が現政権に敵対的で攻撃的な人たちから出てきたものだって可能性は、十分あるでしょう。

今更感が半端ないですが、このブログで発信する意味もあるだろう、ということで、出来るだけフラットに、最低限の部分にフューチャーします。もっと詳しくて他の時事と相対的な情報が欲しい方は、識者のページへジャンプ。ブログの趣旨とは大きく外れますが、表現家にも強く関わる法案ですから、あって不要なものではないだろうということで、ご勘弁を。もし大きな誤解や曲解があれば、ご指摘を。こちとら一介の音楽人なので。

そもそも何のための法律なのよ

そもそも日本には、国や国民の安全に大きく関わる情報を守る具体的な法律がなかったらしいんですよ。でも、あるんですよね、機密ってヤツは。70年代の沖縄返還の時に毎日新聞の西山さんという記者が無茶な方法で日本とアメリカの間に密約があったって記事をスッパ抜いた西山事件というのがよく引き合いに出されています。尖閣諸島の中国漁船衝突映像流出もそうですね。尖閣諸島の方はまぁ機密とまではいかないにしても、こういった情報が漏洩することがどういうことに繋がるのか、というと

1.スパイされちゃう

これが今回の法律の大きな部分と言われています。例えば内閣総理大臣が明日どの飛行機に乗ってどこに行って、どの車に乗ってどのルートでどこに行ってどんな人とどんな話しをするのか、ということが丸々っと漏れていたとしたら、どうですかね。その話しが進むことが面白くない、例えば先方の国の過激派とか、そういう連中がテロを仕掛けてくるかもしれないじゃないですか。まずは、こういうものを抑制することが目的。

2.混乱しちゃう

例えば尖閣諸島の漁船がどうのこうの、という話しの時に、いったいどれだけの在日中国人がいわれの無い非難を浴びたか、という話しなんです。中国人なんて概念は、本当は存在しないじゃないですか。そこに居る個人以上のものは本当なら存在しないはずなのに、「中国人はダメだ」という時代錯誤も甚だしい思い込みで思考を放棄した日本人が、何もしていない中国人を目の敵にようにしていたりもする訳ですよ。

というね、こんな感じのね、情報が感情を生んで感情が弊害に繋がる良くないスパイラルも起こるんです。そうすると日本人至上主義みたいなことを言ってる連中が、そりゃあまぁ煽るわ煽るわ。こういう思考放棄型脳天パッパラパーな混乱は、いきなり主観ですが、良くないと確信しております。

論点はどこか

ということで法案の建前的な部分を引っ張り出してみました。ここだけ読むと、僕個人としては納得できなくはない。原文は読んでみたけど、言い回しが俺たち頭良いでしょうイズムが凄くて途中で諦めました。誰か口語訳して下さい。頭の良い皆様はバカの壁を有効活用せず、糸井重里さんあたりに心に響く解説コピーを依頼して下さい。

で、この法案の一番大きな問題は、何を秘密とするか、そして厳罰の対象をどう規定するか、ということです。ここがみんなが騒いでいるところで、そもそも漏洩する前から『これが秘密です』といってタイトルを公開するようなことは出来ないじゃないですか。「他のとこはええけどここだけはアカン!」とか、池野めだか師匠のギャグですよそんなもん。

ただ、この正論が苦論でして。言葉から解釈していくと、何でも後だしで法律違反に出来る、っていうこと。そして、これは特定の秘密だから言っちゃダメっていう箝口令が敷ける、ということ。後出しで何でも言われちゃうことと、そもそも知らされない問題が生まれる可能性がある、ということですね。うん、これは怖い。

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よく使われてる画像だけど、まさにこんな感じ。鉄の掟があるんだけど、その掟の内容が公開されていないから守りようがない。実際フタを開けてみたら、その掟は強い連中が弱者を縛るためだけに後付けでいくらでも好きなように解釈を変えられる都合の良い理由でしかなかった、という話し。

「防衛」「外交」「特定有害活動の防止」「テロリズムの防止」

2chに行くと「秘密を管理する公務員向けの法律だから俺たちには関係ない」って言ってる幸せそうな馬鹿もいたけど、とんでもない。そもそも秘密を知ろうとする行為そのものが罪になるというルールもあってね。その秘密を管理している公務員に情報を聞き出そうと働きかけるだけで罪に問われる。あとよくネットで騒がれてるところをピックアップすると、その情報についてwebで情報を集めようとするだけで罪に問われるんじゃないかとか。もう解釈の幅が広過ぎて、ほんとうに身動き取れなくなる可能性がある訳です。

で、今公開されている特定秘密に該当するルールというのが、「防衛」「外交」「特定有害活動の防止」「テロリズムの防止」四つ。ええ、超ザックリなんですよ。極端な例ですけど、サッカーって「手を使っちゃいけない」っていうルールがあるじゃないですか。だから足でボールを蹴っ飛ばしてるんですけど、ある時一緒にボールを追いかけてるライバルを腕でブロックしたら急に「手を使っちゃいけないからそれルール違反ね」とかいって黄色い紙を出されるようなものです。暗黙の了解の域を、相手が勝手に決められるということ。

だから例えば、「原発」のことを詳しく調べようとし続けていたらそれが国の弱点を探そうとしているテロ行為だ、って言われることもあるかもしれない。そしたら懲役10年。うおお、重いぜ。しかも、それが本当に正しく特定秘密であるのかを公正に審議する機関の不在も、この法案の大きな穴だったりします。さっきのサッカーの例で言うと審判不在、ということ。お互いが自分の解釈でルールを作ってるから、力の強い方の言い分がルールになる、ということ。

本当なら納得できるはずなのに・・・

この法案、冷静に見つめてみると、さっきも言った通り正論なんですよ。国民がパニックにならないように、一部の人たちが極度の偏見を向けられないように、内外の攻撃的な活動から身の安全を守るために・・・そう考えると、それだけ考えると、納得できるものだと思うんです。秘密を指定する主導権を政府に握られていても、政府が信頼できる組織であるなら、何の問題も無い訳です。

この信頼が無いんですよね、今。まぁ昔っから人は否定的な記事や報道が好物だから、「じゃあ今の政府がやってきた本当に良いことって何か分かる?」って聞かれて答えられない人が大多数だと思う。僕もすぐには答えられない。この辺、メディアが報道する情報が営利目的の数字を基準にしたものだ、っていうことが浮き彫りになってるんですが、まぁそれは置いておいて。

でも、それにしたって、超個人的にですが、これはちょっと無いんじゃないのって思う写真があるんですよね。

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今のところ、原発のことやTPPの進展については特定秘密に指定しない、って言ってるらしいんだけど、所詮口頭だし、法案の中にそういう文章を書き込んでも黙って変えちゃえばいい訳だし、そもそも特定秘密なんだから変更したことを伝える必要だってない。そういうことを、今の政府ならやるだろうなっていう疑念を植え付けてくれる一枚。単純に、本当単純に人物として、人の集まりとして、信じられない。信じて任せていいたんだけど、不安でしょうがない。それでも、表面上は納得するしかないんですが。

ということで

結局私情を多く挟んでしまった。まぁ、情報っていうのは通ってくるパイプの形に加工されてるものです。純然たる情報そのものは、現場にいる人にしか知り得ないってことですね。新聞もテレビもweb記事も、誰かが加工した情報を発信してるってことです。この無意識の加工がアーティストで言うところの個性なんだけどね。利害関係が絡むと、急にややこしくなる。

もしかしたら、脱原発コンセプトのイベントを開催するだけで主催者と参加者が逮捕されるような時代になるかもしれない。TPPを否定するような小説を書いたら、作者と出版社と読者にペナルティが課せられる時代になるかもしれない。特定秘密だから、という理由で、僕らの知らないところで戦争の準備が勧められていくかもしれない。もうね、そうなったら僕は日本を出て行く所存です。無責任だとは思わない。そこに生まれたからというだけの理由で自分が自分らしく生きられない場所にいる必要は、これっぽっちも無いでしょう。

そのような感じで、何を言いたかったのかよく分からなくなってしまいましたが・・・この記事はあくまで僕の目から見た特定秘密保護法案を書いたものです。みなさんはみなさんの目から見た解釈を、しっかりと育ててほしい。そう願って、今回はこの辺で。

最後までお付き合い、ありがとうございました。

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