キャラクター性や個性が大事なのは、”いい仕事”は出来て当たり前だから。

僕は糸井重里さんの「ほぼ日手帳」ユーザーなんですけど、基本的に何も書かないんですよ。スケジュール管理はiPhoneのGoogleカレンダーで同期しちゃうし、メモ書きも手帳を一冊持ってるよりメモ帳とメタ・ノートの方がかさばらないし。しかも愛用してるのは小さい手帳じゃなくてカズンサイズのでっかいやつだし。

でもどうして手帳を持ち続けてるかというと、ある日突然アナログにスケジュールをまとめたくなるからと、ある日突然人に見せない日記を書きたくなるからです。手帳にスケジュールを書き込んでも見ないし、日記は品物ではないから構成も口調もグズグズだし。でも、そういうアウトプットが大切だと思ってるいるので、調整しない情報の吐き出し口として、ほぼ日手帳を使っています。

書かない手帳というのは、我ながら悪くない手帳との付き合い方だなぁ、なんて。

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僕の手帳。持ち歩かない/書かない/読み返さない、自分でも笑ってしまう情報袋小路。

◎キャラクター性や個性が大事なのは、”いい仕事”は出来て当たり前だから。

なんだかまた自分を追い込んでしまうようなタイトルですが、そうなんだから仕方がないのです。

「個性を出そうね」「キャラクターを意識しようね」ということを発信していると、たまに「作品自体の魅力だけじゃダメなのか」と残念がったり、ちょっと不貞腐れたりする方がいます。気持ちは分かる。僕も自分でええぞええぞと曲を書いては練習していた頃は、作品が仕事を作って勝手に依頼やファンが来ると信じていました。でも、そうじゃなかった。どうしてだろう?

■いい仕事は平均化する。

音楽をしていても普段仕事をしていても、最近よく感じることです。仕事力は、伸ばせば伸ばすほど、高いレベルの部分でライバル達と平均化します。よく見ると「○○の点に関しては××さんの方がいいんだよねぇ」なんて部分もあるんですけど、それにしてもどいつもこいつも良い仕事をしやがるようになってきます。これ自体は、最高に良い事なんですけど。

問題なのは、そこで自分の仕事にしか目がいっていないと、値下げ競争が勃発する恐れがあるということ。特に技術提供や楽曲提供、コーチングの仕事なんかは、仕事の質は同じくらいで、得られる満足感も同等のレベルなら、こいつぁ値下げで差をつけるしかあんめぇ、なんて発想に陥り勝ち。でも、断言しておきましょう。前向きでない値下げは、脳味噌止まってる愚か者のすることです。そんなことをしていたら業界全体が値下げ競争に巻き込まれて、疲弊して、どんどんつまらなくなってしまう。ケータイ業界とか。ファーストフード業界とか。テレビ業界とか。

とはいえ、品物に掛かるコストや手間は同じだから、同等の仕事をしても上がりが出ない。となると、やってる人間の精神性が下がってきちゃうんですよ。接客なんかこの程度でいいや、とか、産地偽装したって分かんないよアイツら、とか。都合のいい若手芸人を使い捨ててみよう、とか。

そういう地獄に落ちないために必要なのが、個性やキャラクターです。ビジネスの世界では「独自化」と言います。差別化ではなく、独自化です。”差”という比較基準を探すのではなくて、”独自”という自分でなくては!という部分に気付いて伸ばすということです。

■個性が先か、仕事が先か。

そんなものは仕事の中で伝わればいいじゃないか、なんて思ったりもしますが、実際そうしてみると最初の仕事が中々取れない、なんてことになります。っていうか、僕もなってました。自分の仕事に自信があっても、使って貰わなきゃ伝えられない。楽曲を聴いて貰わなきゃ、評価さえされないということと同じです。

だから、ここも断言しておきます。個性が先です。仕事の技は、磨き続けて当然。それ以上の何かが必要ということです。仕事が先に立ったら、ラッキーだ!くらいの気持ちで良いんじゃないでしょうか。

■個性の出し方。

となると、個性なんかどうやって出すんだよ、自分の個性なんかわかんねぇよ、と思います。僕なら思う。今でもたまに思ってる。でも実は、個性なんて簡単に出せるんです。ちょっとしたコツを掴めば、高校生にだって出来ます。

1.個性の正体

まず個性がどういうものかというと、総合的な存在感です。

どのような姿で
どのような顔で
どのような表情で
どのような所作で
どのような服装で
どのような髪型で
どのような声で
どのような思考で
どのような価値観で
どのような言葉で
そこに居るかということ。

これが個性です。だから、写真や動画やテキストを織り交ぜつつ、これらをバランス良く発信できると良い訳ですよ。

2.カウンターを打つ

アーティスト的に重要なのが、みんなが知っている共通の話題に対してどういった考えや見解を持っているか、ということです。事実に対して、それをどう受け止め、どう捉え、どう感じているかということを、的確に伝えられるということ。これは自分の価値観や考え方を伝える上ではとても大切だし、ネット的に言うとSEO対策にも繋がってきます。

3.ストーリーを語る

ここは個性を出す、というよりは、キャラクターを作るというセルフブランディングに通ずるところです。

人はストーリーで出来ています。あなたにとって存在感の大きい方を思い出してみて下さい。その方のストーリーを、たくさん知っているんじゃないでしょうか?そのストーリー自体に魅力を感じていたりもしませんか?ストーリーを魅力的に語るというのは、そのストーリーで自分をデザインするということです。嘘を言う必要はありません。伝え方、表現方法の問題です。

魅力的な文章なんか書けない、という方は、原田宗典さんあたりのエッセイを読み倒して、書き方をパクりまくったりして下さい。それだけで全然違うはずです。

■気持ちよく仕事が出来る人が最高

アーティストはわがままで自己中で傲慢で・・・なんてイメージがありますが、僕はこれ現代的じゃないと思うんですよね。

例えばアメリカの30年くらい前のロックスターが薬や酒や女でウヒャウヒャしてたり客と喧嘩したりしたことが「カッコいい!」の一言で許されたのは、メディアが彼らを守っていたからです。今は違いますよね。守ってくれない、っていうか、守れない。冷蔵庫に入ったら職場が潰れるような、風が吹いたら桶屋が儲かるソーシャル時代ですから。そういうのはもう流行らないと思う。

個人の情報発信が強い現代では、ワクワクさせて上げた人が輝きます。アーティスト的なワクワクって何か、というと、いかにこの人と会いたい!と思ってもらえるかじゃないですかね。その上で、お客さんともパートナーとも気持ちよく最高の仕事が出来れば、次に繋がるというものです。是非意識してみて下さいね。

それでは、今回も最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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